今後の活躍に期待がかかるユヴェントスの逸材たち [写真]＝Getty Images
［サッカーキング No.360（2021年3月号）掲載］
今シーズンは昨シーズン後半戦に続き、若手に多くのチャンスが与えられる1年だ。ユヴェントスでもU－23に所属する新星が次々にデビュー。アンドレア・ピルロ監督にとって“計算できる戦力”が増えている。
文＝細江克弥
写真＝Getty Images
ニコロ・ファジョーリ
トップデビュー戦で好プレーを連発
◇生年月日：2001/02/12（20）
◇国籍：イタリア
◇身長：177cm
◇利き足：右
◇ポジション：MF
◇加入：2019/12/17
◇契約：2023/06/30
◇前所属：ユヴェントスU－19
U－23の司令塔として18歳の頃から存在感を誇示していたが、コッパ・イタリア準々決勝のSPAL戦でスタメン出場。ピルロ監督は「見事なプレーを見せた」と絶賛し、ポルタノーヴァの移籍によってトップ昇格が決定した。
フェリックス・コレイア
マンCからやってきたスピードスター
◇生年月日：2001/01/22（20）
◇国籍：ポルトガル
◇身長：178cm
◇利き足：右
◇ポジション：FW
◇加入：2020/09/01
◇契約：2025/06/30
◇前所属：マンチェスター・C U－23
U－18スペイン代表FWパブロ・モレノとのトレードによってマンチェスター・Cから獲得。U－19ポルトガル代表のスピードスターは昨季オランダ2部で23試合に出場。3得点5アシストと結果を残し、評価を高めていた。
アレッサンドロ・ディ・パルド
推進力で攻略する注目のサイドアタッカー
◇生年月日：1999/07/18（21）
◇国籍：イタリア
◇身長：182cm ◇利き足：右
◇ポジション：MF
◇加入：2018/07/01
◇契約：2023/06/30
◇前所属：ユヴェントスU－19
攻撃的にも守備的にも振る舞えるサイドプレーヤー。今シーズンはトップチームに帯同する機会が増え、多くの経験を積んでいる。小気味いい切り返しと繊細なボールコントロールが特徴で、クロスの精度もかなり高い。
マルレー・アケ
柔と剛を兼備する期待の新星
◇生年月日：2001/01/05（20）
◇国籍：フランス/コートジボワール
◇身長：177cm
◇利き足：右
◇ポジション：FW
◇加入：2021/01/28
◇契約：2025/06/30
◇前所属：マルセイユ
今冬のマーケットでマルセイユから獲得。今季はマルセイユで公式戦13試合に出場しており、チャンピオンズリーグのマンチェスター・C戦のピッチにも立った。しなやかな身のこなしとスピードを武器とするアタッカー。
ラドゥ・ドラグシン
大物の風格を漂わせる超万能型ストッパー
◇生年月日：2002/02/03（19）
◇国籍：ルーマニア
◇身長：191cm
◇利き足：右
◇ポジション：DF
◇加入：2020/09/01
◇契約：2021/06/30
◇前所属：ユヴェントスU－19
2月3日に19歳になったばかりの超有望株。恵まれた体格とフィジカル能力で対人に強く、右サイドバックもこなすクレバーさが高く評価されている。すでにトップチームデビューを果たしており、今後の活躍が期待される逸材。
ハムザ・ラフィア
武器はゴリゴリの突破力と“急ストップ”の切り返し
◇生年月日：1999/04/02（21）
◇国籍：チュニジア
◇身長：178cm
◇利き足：右
◇ポジション：MF
◇加入：2019/07/16
◇契約：2022/06/30
◇前所属：リヨンB
前傾姿勢でグイグイ運ぶドリブル突破と、独自のキックフェイントで敵陣を切り裂くアタッカー。コッパ・イタリア5回戦のジェノア戦では77分に投入され、延長前半に決勝ゴール。ポテンシャルの片鱗を見せつけた。
※この記事は雑誌サッカーキング No.360（2021年3月号）に掲載された記事を再編集したものです。
By 細江克弥