ジョージア代表とチェコ代表の試合はドロー決着となった。[写真]=Getty Images
EURO2024・グループF第2節が22日に行われ、ジョージア代表とチェコ代表が対戦した。
史上初のEURO出場となるジョージア代表は18日に行われたグループF第1節でトルコ代表と対戦した。FWゲオルゲス・ミカウターゼが同国の大会初得点をも記録するも、トルコに1-3で敗戦。しかし、ジョージア代表を率いるウィリー・サニョル監督は「負けるのは決していいことではない。でもね、チームとしてのパフォーマンスと、ジョージアのサッカー界をポジティブな方向に導いたことを誇りに思うべきだ。我々にも、彼らと同じくらい多くのチャンスがあった」と成し遂げたことの大きさを強調していた。
一方のチェコ代表は18日に行われた同第1節でポルトガル代表と対戦。ポルトガル代表に押し込まれる時間が続き、なかなか攻撃へ出るシーンを作れなかったが無失点でしのぐと62分にわずかなチャンスを活かし先制に成功した。しかし、69分にオウンゴールから追いつかれると、90+2分にフランシスコ・コンセイソンに決勝点を許し、1-2で逆転負けを喫した。
両チームともに大会初勝利を目指して戦うこの一戦は、互いに一進一退の攻防を見せていた23分、チェコのアダム・フロジェクがネットを揺らす。しかし、VARレビューの結果、フロジェクがボールをゴールを押し込む前に、ボールが同選手の腕に当たっていたと判定され、ゴールは取り消された。
そして、スコアレスで前半を終了するかと思われた45+3分、ジョージア代表が先制に成功する。ペナルティエリア内でのハンドにより得たPKを、ゲオルゲス・ミカウターゼがゴール右に蹴り込んだ。
後半に入っても、ジョージア代表とチェコ代表がともに縦に速い攻めと球際の激しい攻防を見せ合っていた59分、チェコ代表が追いつく。右サイドからのコーナーキックを、ニアサイドでオンドジェイ・リングルがゴール左にヘディングを放つ。ボールは左ポストを叩いたが、跳ね返ったボールをパトリック・シックが押し込んだ。
その後も両チームともに勝利を目指して相手ゴールに迫るも、双方の体を張った守備で得点を奪えず。ジョージア代表は試合終了間際に訪れたカウンターからの決定機を決められず、試合はこのまま1-1のドローで終了。勝ち点「1」を分け合う形となり、ジョージア代表は同国史上初の勝ち点を得ることとなった。
なお、グループF第2節のもう1試合、トルコ代表対ポルトガル代表は日本時間22日25時から行われる。最終節は26日に行われ、ジョージア代表はポルトガル代表と、チェコ代表はトルコ代表と対戦する。
【得点者】
1-0 45+3分 ゲオルゲス・ミカウターゼ(ジョージア代表)
1-1 59分 パトリック・シック(チェコ代表)
By サッカーキング編集部
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