EURO初出場となるジョージア代表のサニョル監督 [写真]=Getty Images
ジョージア代表を率いるウィリー・サニョル監督が、18日のトルコ戦を振り返った。同日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。
一夜に歴史が動いた。18日に行われたEURO2024・グループF第1節トルコ戦で、ジョージア代表が“EUROデビュー”を飾ると、さらにはFWゲオルゲス・ミカウターゼが同国の大会初得点をも記録したのだ。だが、かつてEUROで“ミラクル・ターキー”の異名をとったトルコ代表の底力を見せつけられ、試合には1-3で敗北を喫している。
試合後、EURO初出場となるサニョル監督は「負けるのは決していいことではない。でもね、チームとしてのパフォーマンスと、ジョージアのサッカー界をポジティブな方向に導いたことを誇りに思うべきだ。我々にも、彼らと同じくらい多くのチャンスがあった」と成し遂げたことの大きさを強調した。
またサニョル監督は、ジョージアサッカー界の大計が実ったと語る。昨シーズンのセリエA年間MVPを受賞したフヴィチャ・クヴァラツヘリア(23歳)や、バレンシアの守護神に君臨するギオルギ・ママルダシュヴィリ(23歳)などの若手タレントを輩出し、急速に力をつけてきている同国代表について、指揮官は「我々は、常に大きな視野で物事を見る必要がある。このEUROは、ジョージアでの過去10年に及ぶ若手育成の努力の賜物であり、投資に対する報酬」としつつ、「才能や経験…それはこのような大会に出場することでしか得られないもの。このレベルの試合をすればするほど、我々はより強くなるだろう」とさらなる成長に期待を寄せている。
EUROデビューと初得点を記録した“クルセイダーズ”が次に目指すのは大会初勝利。22日に行われる第2節チェコ戦で、自国の歴史をさらに刻むのだろうか。
By サッカーキング編集部
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