欠場となった(中央左)スアレス、(中央右)メッシ [写真]=Getty Images
インテル・マイアミを率いるヘラルド・マルティーノ監督が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとウルグアイ代表FWルイス・スアレスが親善試合を欠場したことを謝罪した。4日、大手メディア『ESPN』が伝えている。
1月下旬から2月上旬にかけてアジアツアーを行っているインテル・マイアミは、4日に香港で香港の選抜チームと対戦し、4-1で勝利を収めた。しかし、この試合では元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツと同DFジョルディ・アラバが後半に途中出場した一方、メッシとスアレスは最後まで出場しなかった。
試合前には出場する可能性が高いと伝えられていたなか、メッシとスアレスが欠場したことを受け、観客からは「金を返せ!」とブーイングを浴びる事態に。さらに、メジャースポーツイベント委員会(MSEC)がこの試合の開催に向けて1500万香港ドル(約2億8000万円)、会場に100万香港ドル(約1900万円)の補助金を交付していたことから、香港政府も以下のような声明を発表している。
「メッシが今日試合に出場しなかったことに関して、政府はもちろん、すべてのサッカーファンが主催者の取り決めに非常に失望している。主催者はすべてのサッカーファンに説明する義務がある。MSECは規約に従って、主催者とのフォローアップ措置を講じる予定で、これにはメッシが出場しなかったことによる資金の減額も含まれる」
このような事態を受け、マルティーノ監督は「メッシとスアレスはチームのメディカル部門によってプレーできる状態ではないと判断され、私たちを含め全員が残念に思った」と出場できるコンディションではなかったことを明らかにし、次のように状態を説明した。
「レオ(メッシの愛称)は内転筋に腫れがある。医療チームの話によれば、今日プレーするということは非常に危険であるとの見解だった。ルイスはひざに問題を抱えている。サウジアラビアでの2試合目の後、目が覚めたら腫れていた。だから、今日の試合に出場することができなかった。レオとルイスが欠場したことで、今日スタジアムに来た観客が失望したことは理解している」
なお、インテル・マイアミは次戦、7日に『国立競技場』でヴィッセル神戸と対戦する予定となっているが、果たしてメッシやスアレスは出場することができるのだろうか。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト