エールディヴィジ第2節が各地で開催 [写真]=Getty Images
エールディヴィジ第2節が18日から20日にかけて各地で行われた。
今夏の移籍市場で日本代表FW上田綺世が加入したフェイエノールトは、U-23同国代表MF斉藤光毅が先発出場したスパルタ・ロッテルダムと対戦。開幕節と同様に上田をベンチに置いたフェイエノールトは40分と54分に失点を許して、2点ビハインドを追う展開に。すると65分にFWケルヴィン・ステングスに替わり上田が途中出場。直後の67分には、上田のヘディングからFWヤンクバ・ミンテがゴールネットを揺らす。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入により、オフサイド判定。それでも77分、左サイドでボールを受けたFWイゴール・パイションのクロスにFWサンティアゴ・ヒメネスが頭で合わせて1点差に詰め寄る。さらに後半アディショナルタイム、パワープレーからペナルティエリア内にボールが溢れると、いち早く反応したMFレオ・ザウアーが右足を振り抜き、土壇場で振り出しに戻した。試合はこのまま2-2で終了。斉藤は持ち味のカットインからシュートの形を見せるも65分に途中交代。上田もポストプレーからチャンスを演出したが、昨季王者は開幕2試合未勝利となっている。
AZ在籍5年目のシーズンを迎えた日本代表右SB菅原由勢は、今節RKCヴァールヴァイク戦でも先発フル出場。AZは前半に先制点を許したものの、54分にFWエヴァンゲロス・パヴリディスが、58分にはMFダニ・デ・ウィットが決めて逆転に成功する。さらに79分、左サイドを突破したFWエルンスト・ポクのパスからパヴリディスが冷静に沈め、決定的な3点目。試合はこのまま3-1で終了し、AZは開幕連勝スタートを切った。
王者奪還を掲げるアヤックスは、敵地でエクセルシオールと激突。FWブライアン・ブロビーが幸先の良い先制点を挙げたものの、前半終了間際と後半開始早々の失点で試合をひっくり返されてしまう。何としても再逆転を目指すアヤックスはFWステーフェン・ベルフワインらを中心に相手ゴールを脅かすと、72分にMFデイヴィ・クラーセンが同点弾。しかし試合はこのまま2-2で終了。アヤックスは開幕連勝スタートを逃した。
その他、PSVはFWルーク・デ・ヨングの1得点1アシストの活躍もあり、フィテッセを3-1で撃破。NECに所属するFW小川航基は左足一閃のミドルシュートで2試合連続得点を記録したが、試合には1-2で敗れ、開幕連敗スタートとなった。なお、17日にNECへの加入が発表されたMF佐野航大はメンバー外となっている。
■エールディヴィジ第2節 全結果
ヘラクレス 2-1 NEC
エクセルシオール 2-2 アヤックス
フィテッセ 1-3 PSV
フォルトゥナ・シッタート 2-1 アルメレ・シティ
ゴーアヘッド・イーグルス 4-1 フォレンダム
ユトレヒト 0-2 ヘーレンフェーン
トゥウェンテ 3-1 ズウォレ
スパルタ・ロッテルダム 2-2 フェイエノールト
RKCヴァールヴァイク 1-3 AZ
By サッカーキング編集部
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