ローマ移籍が決まったアブラハム [写真]=Getty Images
ローマは17日、チェルシーからイングランド代表FWタミー・アブラハムを完全移籍で獲得したと発表した。
アブラハムはローマと2026年6月30日までの5年契約を締結し、背番号は「9」に決定。また、発表によると、ローマが支払う移籍金は4000万ユーロ(約51億円)となる。なお、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、契約にはチェルシーが8000万ユーロ(約103億円)で買い戻し可能なオプションが付随している模様で、2023年夏から有効になるようだ。
現在23歳のアブラハムは2004年からチェルシーの下部組織に在籍し、2016年にトップチームデビューを果たした。ブリストル・シティ、スウォンジー、アストン・ヴィラへのレンタル移籍も経験し、19-20シーズンからはチェルシーに復帰。同クラブでは公式戦通算82試合に出場し、30ゴールを記録した。
初年度は補強禁止処分の影響もありコンスタントに出場機会を得ていたが、昨シーズンはティモ・ヴェルナーらの加入もあり、シーズン途中就任のトーマス・トゥヘル監督のもとで出場機会を徐々に減らしていた。
去就に注目が集まっていたなか、ジョゼ・モウリーニョ監督が新しく就任したローマに加入決定。発表に際し、同選手はクラブ公式サイトを通じ次のようにコメントしている。
「クラブが自分を本当に欲しがっているかどうかは、感じ取ることができるんだ。ローマは、タイトルやトロフィーを獲得するために戦うにふさわしいクラブだ。僕は大きなトロフィーを獲得した経験があるし、再びそのような大会に参加したいと思っている。このクラブで9番を背負うのはとても光栄なことだ。早くスタートしてチームを助けたいと思っているよ」