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アブラハムは飛躍なるか…過去にセリエAでプレーした英国人選手たち

アブラハム(中央)がセリエAで挑戦する新たな英国人選手に [写真]=Getty Images, 清原茂樹

 また一人、イングランドの若手有望株が海外挑戦を決断した。ローマは17日、チェルシーからイングランド代表FWタミー・アブラハムを完全移籍で獲得したと発表。2026年6月30日までの5年契約を締結し、背番号「9」を着用することが明らかとなった。

 現在23歳のアブラハムは、2004年からチェルシーの下部組織に在籍し、2016年にトップチームデビュー。以後、イングランドの複数クラブへのレンタル移籍を経験し、2019-20シーズンからはチェルシーに復帰を果たすも、出場機会に恵まれずに海外で新たなキャリアを築くことを選んだ。

 とはいえ、セリエAは決して容易なリーグではない。アブラハムはさらなる飛躍を遂げられるのか。ここでは、過去にセリエAでプレーした英国人選手を紹介する。

※カッコ内は(国籍/ポジション/在籍歴)
[写真]=Getty Images

■フィカヨ・トモリ

フィカヨ・トモリ

(イングランド/DF/ミラン:2021年1月~)

 2016年には、チェルシーの“アカデミー・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー”に選出。将来を嘱望されてきたトモリだが、トップチームの厚い壁に阻まれて今年1月にセリエA挑戦を選んだ。レンタル契約でミランに加入すると、公式戦22試合に出場し、8シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献。今夏に完全移籍が成立し、“ロッソネロ”(ミランの愛称)の正式な一員となった。アブラハムはチェルシー下部組織時代からの盟友であり、2人の対決は見逃せない。

■アーロン・ラムジー

アーロン・ラムジー

(ウェールズ/MF/ユヴェントス:2019年7月~)

 アーセナルで中心選手として活躍したが、イタリアでは度重なる負傷に見舞われ、本来のパフォーマンスを発揮しているとは言い難い。チームトップクラスの年棒を受け取っていることから、“コスパの悪さ”を現地メディアに指摘され、現在はプレミアリーグ復帰の噂が浮上している。ただ、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はラムジーの能力を高く評価しており、アンカーポジションでの起用を示唆。覇権奪還を目指すチームのキーマンになるかもしれない。

■アシュリー・ヤング

アシュリー・ヤング

(イングランド/MF/インテル:2020年1月~2021年6月)

 昨年1月にマンチェスター・Uを退団して、インテルに加入。34歳での海外挑戦に周囲は驚かされてたが、プレミアリーグを熟知するアントニオ・コンテ監督のもとで躍動し、2年目の昨季はスクデット獲得を経験した。恩師が退団し、インテルとの契約が満了となったことで、今夏に古巣アストン・ヴィラへの復帰を果たしたが、イタリア生活は満足いくものだったに違いない。

■クリス・スモーリング

クリス・スモーリング

(イングランド/DF/ローマ:2019年8月~)

 スモーリングも、イタリアで復活を遂げた選手の一人だ。マンチェスター・Uで構想外となったが、2019年夏に加入したローマでは最終ラインの主力として活躍。ファンからの人気も高く、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏になぞらえて“Smalldini(スモルディーニ)”という愛称を授かった。ジョゼ・モウリーニョ監督と再会を果たした今季も活躍が期待される。

■ジョー・ハート

ジョー・ハート

(イングランド/GK/トリノ:2016年8月~2017年6月)

 マンチェスター・Cの新監督に就任したジョゼップ・グアルディオラ氏の構想から漏れたことで、移籍先を模索。数あるオファーの中から選んだのが、“GK大国”イタリアのトリノだった。セリエA史上初のイングランド人GKとしてピッチに立つと、リーグ戦36試合に出場。1年間のレンタル契約ながら、「人生最高の経験だった」と充実したシーズンを過ごした。

■デイヴィッド・ベッカム

デイヴィッド・ベッカム

(イングランド/MF/ミラン:2009年1月~6月、2010年1月~6月)

 MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のオフシーズンを活用するため、2009年と2010年にロサンゼルス・ギャラクシーからのレンタル移籍でミランに加入。スター揃いのチームにおいて、攻守で高い貢献を示し、ミラニスタのハートを掴んだ。ただ2度目のレンタル期間中にアキレス腱を断裂。自身4度目となるはずだったワールドカップ出場を断念することになった。

■ジェイ・ボスロイド

ジェイ

(イングランド/FW/ペルージャ:2003年7月~2005年6月)

 現在、北海道コンサドーレ札幌でプレーするジェイも、セリエA経験者だ。2003年、当時21歳でコヴェントリーからペルージャに移籍。セリエAでプレーしたのは1シーズンだけ(※2年目はブラックバーンに期限付き移籍)だったが、「進むべき道を思い出させてくれた」と本人が振り返ったように、異国の地で人間としても大きな成長を遂げた。

■ポール・ガスコイン

ポール・ガスコイン

(イングランド/MF/ラツィオ:1992年7月~1995年6月)

 イングランドでアイドル的存在だったガスコインも、1992年にイタリアに上陸。ラツィオに加入し、3シーズンにわたってプレーした。1年目はセリエAで22試合出場4得点とまずまずの出来だったものの、以降はケガなどに苦しみ、3シーズン通算のリーグ戦成績は43試合出場6得点に終わった。

(記事/Footmedia)

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