ヴォルフスブルクが16位で入れ替え戦へ[写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第34節が16日に行われ、ザンクトパウリとヴォルフスブルクが対戦した。
今季のブンデスリーガの残留争いは最終節まで自動降格が1チームも決まらない大混戦に。そんななか、17位のハイデンハイムとともに勝ち点26で並んだ最下位のザンクトパウリと16位のヴォルフスブルクが入れ替えプレーオフ1枠を懸けた直接対決に臨んだ。
勝ち点3が最低条件のザンクトパウリではFIFAワールドカップ2026の日本代表から惜しくも落選したDF安藤智哉とMF藤田譲瑠チマがスタメン起用となり、FW原大智はベンチスタート。一方、W杯メンバー入りを果たしたヴォルフスブルクのFW塩貝健人はベンチスタートとなった。
三つ巴の争いということもあり、互いに慎重な入りを見せた。序盤に同時刻開催のマインツ戦でハイデンハイムが先制を許したことで、動きが出てくることが期待されたが、ザンクトパウリはなかなかリスクを冒して前に出ることができない。
そんななか、23分にはボックス手前の藤田がクロスバー直撃のシュートでゴールに迫ると、直後にはヴォルフスブルクがロングカウンターを発動。アダム・ダギムのGKとの1対1、セットプレーから再びダギムがゴール至近距離から決定的なシュートを放つが、ここはザンクトパウリ守護神ニコラ・ヴァシリの見事な連続セーブに阻まれる。
前半半ばを過ぎてようやくオープンな攻防が繰り広げられると、ザンクトパウリはセットプレーから安藤のヘディングシュート。ヴォルフスブルクはクリスティアン・エリクセンの直接FKやカウンターを起点にゴールへ迫ると、37分にはエリクセンの右CKをニアで合わせたコンスタンティノス・クリアライキスのヘディングシュートが決まり、アウェイチームが先手を奪った。
これで残留へ少なくとも2点が必要となったホームチームは攻勢を仕掛けると、前半終盤にはゴール前で右からの折り返しに反応したアンドレアス・ホウントンジに絶好機が訪れたが、ここはシュートをミートできなかった。
ヴォルフスブルクの1点リードで折り返した後半。ホウントンジを下げてアブドゥリー・シーセイを投入したザンクトパウリが早い時間帯に追いつく。
57分、右CKの場面でコナー・メトカーフが正確な左足クロスを入れると、これをシーセイが頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。
このゴールによって俄然緊迫感を増した残留争い直接対決。しかし、この数分後に思わぬ形でスコアが動く。
64分、ヴォルフスブルクの右CKの場面でエリクセンのクロスに反応したGKヴァシリがパンチングをミスすると、当て損ねたボールがそのままゴールネットに吸い込まれた。ザンクトパウリはゴール前でのクリアライキスのプッシングをアピールしたが、オンフィールド・レビュー(OFR)の結果、ノーファウルでゴールが認められた。
これでヴォルフスブルクが勢いづくと、73分にはボックス内でヤニック・ゲルハルトが放ったシュートがボックス内のDF安藤の手に直撃。すると、OFRの末にPKが与えられる。ここは名手エリクセンがシュートをクロスバーに当てて失敗となったが、直後の80分には人数をかけた波状攻撃からジェナン・ペイチノヴィッチがこぼれ球を押し込んで決定的な3点目を奪った。
その後、88分には塩貝も投入して逃げ切り態勢に入ったヴォルフスブルクに対して、ホームで意地を見せたいザンクトパウリは最後まで攻める姿勢を示したが、最後まで2点目を奪うことはできなかった。
この結果、残留争い直接対決を制したヴォルフスブルクが自動降格回避で入れ替えプレーオフに回ることになった。一方、敗れたザンクトパウリは最下位での降格が決定した。
【得点者】
0-1 37分 コンスタンティノス・クリアライキス(ヴォルフスブルク)
1-1 57分 アブドゥリー・シーセイ(ザンクトパウリ)
1-2 64分 オウンゴール(ヴォルフスブルク)
1-3 80分 ジェナン・ペイチノヴィッチ(ヴォルフスブルク)
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