アウクスブルクに勝利したフランクフルト[写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第30節が19日に行われ、試合前の時点で6位のフランクフルトと7位のアウクスブルクが対戦した。
来季のヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得圏内となる6位の確保を目指すフランクフルトは、勝ち点差3ポイントで7位に位置するアウクスブルクとの重要な直接対決に臨んだ。なお、17日に今季限りでの現役引退を発表したフランクフルトの長谷部誠はこの試合でベンチスタートとなった。
先制したのはアウェイのアウクスブルクだった。13分、右サイドでケヴィン・ムバブが勢いよくボールを奪うと、ここからカウンターを発動。エルメディン・デミロヴィッチのパスを受けたルベン・バルガスが豪快なシュートをゴールに突き刺し、先制点を奪った。
追いかけるフランクフルトは、攻撃の圧力を強め、前半終了間際には決定機を作る。44分、右サイドでエリック・ジュニオール・ディナ・エビンベが粘ってクロスを上げると、フィリップ・マックスが落とし、最後はオマル・マーモウシュが右足のアウトでゴールを狙う。しかし、シュートはわずかに枠を外れ、得点には至らなかった。前半はこのままアウクスブルクが1点をリードして折り返した。
後半に入り、55分に試合が再び動いた。右サイドをディナ・エビンベがアウレリオ・ブタとのワンツーで突破してクロスを入れると、ファーサイドから走り込んだファレス・シャイビが合わせて、ゴールネットを揺らした。フランクフルトが同点に追いつく。
勢いづいたフランクフルトは61分、カウンターからマーモウシュが上手く反転して局面を打開すると、ウーゴ・エキティケへパス。エキティケからシャイビへのパスは通らなかったが、跳ね返ったボールをエキティケが拾うと、ドリブルで持ち運んで右足を振り抜いた。低く鋭いシュートはポストに当たってゴールに入り、逆転に成功した。冬にフランクフルトへ加入したエキティケは、移籍後初ゴールとなった。
さらに後半アディショナルタイム、アウクスブルクがコーナーキックでGKフィン・ダーメンも前線に上げてパワープレーに出たが、フランクフルトがクリアすると、マーモウシュがマッズ・ヴァレンティンに競り勝って独走。ゴール前までドリブルで一人で持ち運び、試合を決定づけるゴールを決めた。
試合はこのまま3-1で終了。フランクフルトが逆転でアウクスブルクを下し、5試合ぶりの勝利を収め、ECL出場権獲得圏内の6位をキープすることに成功した。
ブンデスリーガは残り4試合。今後、フランクフルトは27日に第31節でバイエルンと対戦した後、第32節でレヴァークーゼン、第33節でボルシアMG、最終節でライプツィヒと、難しいチームとの対戦を残している。
【得点者】
0-1 13分 ルベン・バルガス(アウクスブルク)
1-1 55分 ファレス・シャイビ(フランクフルト)
2-1 61分 ウーゴ・エキティケ(フランクフルト)
3-1 90+5分 オマル・マーモウシュ(フランクフルト)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト