ボーフムが浅野拓磨らの活躍でバイエルン撃破! [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第22節が18日に行われ、ボーフムとバイエルンが対戦した。
前節は首位レヴァークーゼンとの“天王山”を0-3で落とし、勝ち点差を「5」に広げられた2位バイエルン。12連覇に黄色信号が灯る中、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16ファーストレグでもラツィオに敗れ、公式戦2連敗を喫した。立て直しを図る今節は日本代表FW浅野拓磨が所属する14位ボーフムとのアウェイゲームに臨む。浅野は右ウイング(WG)として2試合連続のスタメン入りを果たした。
試合の均衡が破れたのは14分、バイエルンはボックス左角付近でボールを受けたジャマル・ムシアラが巧みなボールタッチで相手DFを翻弄しフィニッシュに持ち込む。これはGKに阻まれるも、こぼれ球を拾ったレオン・ゴレツカが素早くムシアラへ繋ぎ、最後はボックス内右からニアサイド上を撃ち抜き先制に成功した。その後はサポーターによる外資参入への抗議活動が行われ、試合は一時中断される。
ボーフムの反撃は38分、自陣でムシアラからボールを奪うと浅野が前方へと繋ぎショートカウンターを発動。アントニー・ルジアがスルーパスを送ると、これを受けた浅野がボックス内右からゴール左下隅に豪快に突き刺し、試合を振り出しに戻した。浅野は今シーズンのリーグ戦6ゴール目となっている。さらに44分、ケヴィン・シュテーガーの右CKにケベン・シュロッターベックが頭で合わせ1点リードでハーフタイムを迎えた。
2-1のまま迎えた76分、敵陣右サイド深くでこぼれ球を拾ったシュテーガーが鋭いクロスを供給すると、バイエルンのDFダヨ・ウパメカノの肘が競り合ったK・シュロッターベックの顔面に入る。ボーフムにPKが与えられると共に、ウパメカノはこの日2枚目のイエローカードで退場処分となった。このPKをシュテーガーが右下隅に沈めてリードを2点に広げる。
終盤にかけては数的不利となったバイエルンが猛攻を仕掛ける。87分には途中出場のマティス・テルが独力で左サイドを突破しボックス内へ侵入。右足のシュートはGKにセーブされるも、こぼれ球をハリー・ケインが押し込み1点差に詰め寄る。その後もバイエルンは次々とチャンスを作り、最終的に27本ものシュートを放つも同点ゴールを奪えず。試合はこのまま3-2で終了し、バイエルンは2015年以来9年ぶりの公式戦3連敗を喫した。
次節は24日に行われ、ボーフムはアウェイでボルシアMGと、バイエルンはホームでライプツィヒと対戦する。
【得点者】
0-1 14分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
1-1 38分 浅野拓磨(ボーフム)
2-1 44分 ケベン・シュロッターベック(ボーフム)
3-1 78分 ケヴィン・シュテーガー(PK/ボーフム)
3-2 87分 ハリー・ケイン(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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