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タッチ数「18」…レヴァークーゼンに封殺されたケイン「違う結果を望んでいた」

2024.02.11

レヴァークーゼン戦で結果を残せなかったケイン [写真]=Getty Images

 バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが、10日に行われたブンデスリーガ第21節レヴァークーゼン戦を振り返った。同日、イギリス紙『ミラー』が同選手のコメントを伝えた。

 勝ち点差「2」で激突した頂上決戦は、2位バイエルンが首位レヴァークーゼンにペースを掌握される展開に。18分、バイエルンからレヴァークーゼンに期限付き移籍中のヨシプ・スタニシッチが先制点を挙げると、50分にはアレハンドロ・グリマルドにリードを広げられてしまう。さらに試合終了間際、ジェレミー・フリンポンにダメ押しの3点目を奪われ、バイエルンレヴァークーゼンの勝ち点差は「5」に広がった。

 ケインは同試合にフル出場したものの、レヴァークーゼンの守備陣に封じ込められ、試合で記録したタッチ数は「18」回。シュート数も1本にとどまった同選手は、0-3の敗戦後、ドイツメディア『スカイ』のインタビューで次のように敗戦の弁を述べた。

「僕たちはボールを持った時に上手くプレーできなかった。特に前半、後半に入ってからも、僕らは彼らに対してよいプレスをかけられていたと思う。だけど、僕らがボールを勝ち取るたび、彼らにそのまま渡してしまっていた」

「それが彼らに勢いを与えてしまった。ファイナルサードでの一対一では精彩を欠き、デュエルでも勝てず、ラストパスの供給もなかった。本当にボール保持の面ではガッカリするような1日だった」

「この敗戦は痛い。僕たちは違う結果を望んでいた」とケインは悔やんだが、「勝ち点差は5に広がったが、まだ多くの試合が残されている」とシーズン終盤戦での巻き返しを誓った。

「まずは、チャンピオンズリーグ(14日のラツィオ戦)、それから次の試合(18日のボーフム戦)に集中しないといけない。まだまだ試合は残されているし、できるだけ多くの勝ち点を、できるだけ早く取り戻したい」

 DFLスーパーカップとDFBポカールで敗退し、リーグ12連覇にも黄色信号が灯るなど、2011-12シーズン以来の無冠がチラつき始めたバイエルン。チームタイトルを切望して昨年夏にトッテナムからバイエルンへと移籍し、クラブ史に残るペースで得点を量産するケインは、“絶対王者”を危機から救うことができるのだろうか。

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