サネとの小競り合いで退場となったビェリツァ監督 [写真]=Getty Images
ドイツサッカー連盟(DFB)は25日、ウニオン・ベルリンを率いるネナード・ビェリツァ監督への処分内容を発表した。
ブンデスリーガ第13節延期分が現地時間24日に行われ、バイエルンとウニオン・ベルリンが対戦。『アリアンツ・アレーナ』にて行われた一戦は、後半開始直後にポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロが挙げたゴールが決勝点となり、ホームのバイエルンが1-0で勝利した。
この試合で物議を醸しているのが74分のシーン。タッチラインを割ったボールを拾ったウニオン・ベルリンのビェリツァ監督が、スローインのため近寄ってきたバイエルンのドイツ代表FWレロイ・サネにボールを渡さず。小競り合いに発展すると、ビェリツァ監督が2度に渡ってサネの顔面を手で押し除けるといった事態が発生。これを暴力行為と見なしたフランク・ウィレンボルグ主審は、ビェリツァ監督にレッドカードを提示した。
DFBは試合から一夜明けた現地時間25日、スポーツマンシップに反する行為に及んだとして、ビェリツァ監督に3試合の出場停止処分と2万5000ユーロ(約400万円)の罰金を科したことを発表。同監督は今後3試合に渡り、試合開始30分前から試合終了30分後まで会場スタジアムへの立ち入りを禁止されるという。なお、ウニオン・ベルリン側は既に処分内容に同意しているとのことだ。
ビェリツァ監督はバイエルン戦後にドイツメディア『スカイスポーツ』の取材に対し「私がしたことは許されることではないし、チームに謝罪しなければならない。私は自分のテクニカルエリア内にいて、ボールを渡そうとしていたが、彼がそこに入り挑発してきたんだ」などとコメント。一方のサネは「実際には次の攻撃を開始するためすぐにボールを受け取りたかったんだが、ボールが少し乱れてしまった。そして、彼が僕の顔を掴んだんだ。彼は何の恨みも抱いていないだろう。僕もそのシーンについては忘れてしまった」と明かしている。
ウニオン・ベルリンの今後3試合の対戦相手は、ダルムシュタット、ライプツィヒ、マインツとなっている。
By サッカーキング編集部
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