バイエルンがブンデス暫定首位に浮上! [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第11節が11日に行われ、バイエルンとハイデンハイムが対戦した。
前人未到の12連覇を目指すバイエルンは、ここまで10試合を消化し8勝2分と無敗を維持。首位レヴァークーゼンと「2」ポイント差の2位とまずまずのスタートを切っている。前節はドルトムントとの“デア・クラシカー”を4-0で制し、リーグ戦4連勝を達成。“新エース”のハリー・ケインも2試合連続ハットトリック中と絶好調を維持している。今節は13位ハイデンハイムを本拠地に迎え、5連勝を目指す。
序盤からホームのバイエルンが優位に試合を進める。11分、最前線のケインが起点となりトーマス・ミュラーがボックス内右へ侵入。浮き玉の折り返しをレロイ・サネがダイレクトボレーで合わせたが、シュートは相手DFのブロックに阻まれる。14分にはサネが右から仕掛けボックス内中央へパス。これを受けたケインが振り向きざまに右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり先制に成功した。ケインは4試合連続ゴールとなっている。
1点ビハインドのハイデンハイムは20分、ティム・クラインディーンストがDFラインの背後へ抜け出し右足で狙うも、シュートを枠に飛ばすことはできず。バイエルンは32分、ケインのパスに反応したサネが対峙したDFと入れ替わりGKと1対1の決定機を迎えるも、狙い澄ましたシュートは惜しくも枠の左へ。44分、左CKを獲得したバイエルンはサネが左足でクロスを送ると、中央のケインが打点の高いヘディングでネットを揺らした。前半はこのままバイエルンの2点リードで折り返す。
後半序盤は拮抗した展開に。GKマヌエル・ノイアーからのビルドアップを試みるバイエルンに対し、ハイデンハイムは前線から積極的にプレスをかけていく。ボール奪取からのサイド攻撃を起点に何度か相手ゴール前に迫るも、決定的なシュートを放つまでには至らない。対するバイエルンは58分、サネがオリぶるで中央を持ち上がり、並走していたケインへラストパスを送ったが、シュートがGKの好セーブに阻まれた。
67分、ショートカウンターを発動したハイデンハイムは右からの折り返しにクラインディーンストが反応。最後は左足で冷静に押し込み点差を1点に縮める。さらに直後の70分、キム・ミンジェの縦パスをカットしたヤン・ニクラス・ベステがボックス内中央へ持ち込み左足を一閃。シュートはカバーに入ったキム・ミンジェに当たり、最後はゴール右隅に吸い込まれた。ハイデンハイムがあっという間に試合を振り出しに戻す。
バイエルンもすぐさま反撃。72分、コンラッド・ライマーのドリブルからチャンスを作ると、エリック・マキシム・チュポ・モティングのシュートのこぼれ球を最後は途中出場のラファエル・ゲレイロが押し込み、再び勝ち越しに成功する。ゲレイロはバイエルン加入後初ゴールとなった。85分にはマティス・テルが右から上げたクロスにチュポ・モティングが打点の高いヘディングで合わせ、決定的な4点目を奪った。
試合はこのまま4-2で終了。競り勝ったバイエルンが1試合消化の少ないレヴァークーゼンを抜いて暫定首位に浮上した。次節、バイエルンは24日にアウェイでケルンと、ハイデンハイムは26日にホームでボーフムと対戦する。
【得点者】
1-0 14分 ハリー・ケイン(バイエルン)
2-0 44分 ハリー・ケイン(バイエルン)
2-1 67分 ティム・クラインディーンスト(ハイデンハイム)
2-2 70分 ヤン・ニクラス・ベステ(ハイデンハイム)
3-2 72分 ラファエル・ゲレイロ(バイエルン)
4-2 85分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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