契約延長のサインをしたGKヴァイデンフェラー(中央)[写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは5日、今シーズン末で満了する予定だったドイツ代表GKロマン・ヴァイデンフェラーとの契約を2017年6月30日まで1年間延長した。「ドルトムントが新たに、前向きに発展していくなかで、引き続き役割を演じられることになった。嬉しいし、感謝している」と35歳のGKは説明した。日本語版クラブ公式サイトが伝えた。
2014年のブラジル・ワールドカップでドイツ代表メンバーとして優勝を経験したヴァイデンフェラーは、ドルトムントで14年近くプレーしてきた。現在のチームでは断トツで最古参であり、同クラブの選手としてのブンデスリーガ出場試合数でも歴代2位につけている。
「ロマンは選手としても1人の人間としても、このチームにとって重要な存在だったし、それは今でも変わらない。常にハイレベルなプロフェッショナリズムを示してくれている」。スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク氏はこう強調し、次のように付け加えた。「未来に向けて一緒に前進していくことを、非常に喜ばしく思う」
2002年にカイザースラウテルンからドルトムントへ移籍したヴァイデンフェラーは、2011年と2012年にブンデスリーガのタイトルを獲得。2012年にはDFBポカールも制し、2013年にはチャンピオンズリーグ決勝進出を経験した。「契約更新の決め手となったのは、これまで長い間かかわってきたクラブに対する忠誠」と語ったベテランGKは、最後にこう付け加えた。「14年が過ぎ、ドルトムントが故郷のように感じる」