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「うつ病だったかも…家からも出られなかった」 ユムティティ氏、ケガに狂わされたキャリアを回顧

2025.11.15

ケガに泣かされたユムティティ氏 [写真]=Getty Images

 今夏に31歳の若さで現役を引退した元フランス代表DFサミュエル・ユムティティ氏が、ケガに狂わされたキャリアを振り返った。14日、フランスメディア『RMC』が伝えた。

 リヨンの下部組織で育ったユムティティ氏は2016年夏にリヨンからバルセロナへ完全移籍。センターバックの主力として2シーズン目のラ・リーガ制覇に貢献すると、FIFAワールドカップロシア2018では優勝も果たすなど、順風満帆のキャリアを送っていた。

 しかし、2018-19シーズン以降は度重なるひざのケガに悩まされて出場時間が激減。2022-23シーズンに期限付き移籍したレッチェでは25試合に出場したものの、23-24シーズンから完全移籍したリールではひざの手術で再び長期離脱を強いられ、24-25シーズンは1試合も出場できないまま、今年9月にスパイクを脱ぐ決断を下した。

 現在コメンテーターとして活躍するユムティティ氏は、『RMC』でバルセロナ時代を回想。治療方針をめぐって関係者と摩擦が生じ、難しい立場にあったことを明かした。

「ワールドカップ後、自分の状態を正確に把握し、治療のために正しい決断を下すために少し時間を取ろうと思った。クラブとは必ずしも意見が一致していなかったので、他の専門医にも診てもらい、それぞれの意見を聞くことにした。ほとんどの医師は、手術の必要はないと言っていた。結局、バルセロナは私の選択、私の希望を受け入れてくれた」

「しかし、内部では、私が皆を非常に尊敬しているにもかかわらず、必ずしも皆がそれを評価していないようなことが起こっていたと思う。私があなたのところでリハビリをしていないからといって、私があなたを嫌っているというわけではない。そうではなく、提案された方法がうまくいかなかったため、私は別の方法を選んだだけだ。しかし結局、その瞬間から、亀裂が生まれ、噂が流れ始め、必ずしも真実ではないことが言われ、すべてが私のせいにされ始めたと思う。私にとって最も重要なことは、復帰することだった」

「クラブが望むようにしようと思ったが、うまくいかなかった。ひざがずっと腫れていた。別の方法を試すことに決めたが、私は医者ではないので、それでも指示にはある程度従った。自分の問題について本も読み、肉や魚を食べるのをやめ、炎症を抑えるために厳しい食事療法を行った。炎症がひどすぎて、食事を変えざるを得なかったんだ」

 また、「今振り返ると、精神的に非常に大きな打撃を受けたと思う。おそらくうつ病だったのかもしれない。いろんなことがあって…家からも出られなかった。みんなはそんなこと知らなかった」と精神面でも追い詰められていたことを告白。「みんなは『彼がSNSに何も投稿しないってことは、何もやってないってことだよ』って思っていた。でも、私はすごく努力していて、1日に2、3回トレーニングして、準備もしていた。 自分のやっていることは信じられないほどで、私生活もほとんどなく、友達にも会えなかった。マスコミの記事を読むたびに、『どうして彼らは私のことをそう思うのだろう? 私はそんな人間ではない。お金が私の原動力ではない』と思っていた。ただサッカーがしたかっただけなのに」と言葉を続け、SNSや報道にも苦しめられていたと振り返った。

 それでもユムティティ氏は最後に「以前は多くの憤りを抱えていたが、自分自身と向き合い努力を重ねた結果、もう誰に対しても恨みはない。全てを受け入れ、心は平穏だ」とコメント。今は精神的にも落ち着いてセカンドキャリアを歩めているようだ。

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By サッカーキング編集部

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