伊東純也(中央)の決勝弾でスタッド・ランスが2連勝 [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第11節が5日に行われ、スタッド・ランスとナントが対戦した。
ここまでの10戦で5勝2敗3敗、現在2試合負けなしのスタッド・ランスは、リーグ・アンで上位争いに食い込む好スタートを切っている。今季3度目の2連勝を狙う今節は、ここまで4勝2分4敗のナントと敵地で対戦。スタッド・ランスに所属している伊東純也は開幕戦から11試合連続の先発に名を連ね、負傷中の中村敬斗はメンバー外となった。
試合はキックオフ直後、敵陣右サイドでクリアボールを拾ったところから、伊東に決定機が到来。ペナルティエリア右から右足を振ったものの、ここはGKアルバン・ラフォンに阻まれた。
その後もスタッド・ランスが前に出るシーンを作ったが、時間の経過とともにホームチームが試合の流れを引き寄せる。ナントはペドロ・チリベジャやサミュエル・ムトゥサミらがゴールに迫る場面を作り出しながらも、試合を動かすまでには至らず、前半はスコアレスで終了した。
後半に入っても試合の様相は変わらず、ナントが攻撃に出る時間が続く。スタッド・ランスは限られたチャンスを得点に繋げるべく、自陣でボールを奪ったところからカウンターに出る機会を探る形に。64分には右からのリターンパスを受けた伊東が、ペナルティエリア手前でターンし、強引に左足を振ったものの、シュートは相手に当たって枠を外れた。
その後も基本的にはナントが主導権を握って攻撃に出る時間が続いていたものの、75分にスタッド・ランスが一瞬の隙を突く。直前の73分からピッチに送り出されたモハメド・ダラミーが左サイドからのクロスボールを入れるも、ここは相手にクリアされる。だが、クリアボールを拾ったダラミーがドリブルで深いエリアに侵入すると、マイナスへの折り返しに伊東が反応。左足ダイレクトでゴールに流し込んだ。伊東の開幕節マルセイユ戦以来となる今季2点目は、スタッド・ランスにとって均衡を破る貴重な一撃に。アウェイチームが先手を取った。
試合が動いた直後には、ナントが同点を目指してゴールに襲いかかる。81分にはペナルティエリア手前でクリアボールを拾ったチリベジャが左足を振り抜く。ダイレクトで合わせたボレーシュートは枠を捉えたものの、ここはGKイェファン・ディウフの好セーブに阻まれた。後半アディショナルタイムには数多くの決定機を作ったが、スタッド・ランスは最後まで体を張った守備でゴールを許さず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
これでスタッド・ランスは今季のリーグ・アンで3度目の2連勝を記録。今節をドローで終えていたリールをかわして4位に浮上した。伊東は88分に途中交代している。一方、敗れたナントは開幕直後以来、今季2度目の連敗を喫した。
By サッカーキング編集部
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