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混沌のマルセイユ、新監督は“闘犬”ガットゥーゾ氏に決定! 30日にはモナコと対戦

バレンシア時代のガットゥーゾ氏 [写真]=Getty Images

 マルセイユは27日、同クラブの新監督にジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が就任することを発表した。

 マルセイユは今季よりスペインでの指導歴が豊富なマルセリーノ・ガルシア・トラル氏を指揮官として招へい。チャンピオンズリーグ(CL)予選ではパナシナイコスとの激闘の末に3回戦で敗北し、ヨーロッパリーグ(EL)に回ることが決まっていたが、リーグ・アンでは第5節を終えた段階で2勝3分とまずまずの成績を残していた。だが、今月18日に開かれたマルセイユのクラブ上層部とウルトラス(応援団体)による緊急ミーティングにて、勝ちきれない試合が続いていることを受けてウルトラス側の不満が爆発。パブロ・ロンゴリア会長を含むクラブ上層部、そして指揮官であるマルセリーノ氏の辞任を要求し、それが為されない場合には「戦争だ」といった脅迫行為に及んでいた。マルセリーノ氏は緊急ミーティングに出席しなかったものの、自身の身の危険を案じて辞任を決断。マルセイユは20日付でマルセリーノ氏の退任を発表するとともに、「スポーツ面以外の理由でこのクラブから去る」と声明を発表していた。

 このような状況を受け、以降はトップチームのアシスタントマネージャーを務めていたジャック・アバルドナド氏が暫定的にクラブを率いていた。後任には注目が集まっており、一時は昨季までパリ・サンジェルマン(PSG)を率いていたクリストフ・ガルティエ氏の名前も候補として浮上していたが、最終的にはガットゥーゾ氏の招へいが決定。現役時代はそのプレースタイルから“闘犬”と称され、現役引退後はイタリア国内を中心に監督を務めてきた指揮官が、自身初のリーグ・アンに到着した。

 現在45歳のガットゥーゾ氏は、現役時代にミランを中心に活躍し、イタリア代表ではFIFAワールドカップドイツ2006の優勝に貢献した。ミラン退団後の2012-13シーズンにプレーしたスイスのシオンでは、シーズン終盤に選手兼監督を任され、同シーズン限りで現役を引退した後はパレルモの指揮官に就任。以降はギリシャのOFIクレタ、ピサ、ミラン、ナポリ、バレンシアなど国内外のトップチームで監督を歴任した。ナポリ時代の2019-20シーズンにはコッパ・イタリア優勝を経験。昨シーズン途中にバレンシアとの契約を解除して以降はフリーの状態が続いていた。

 マルセイユの監督に就任することを受け、ガットゥーゾ氏はクラブ公式HPを通してコメントを発表。クラブの印象に言及するとともに新天地での意気込みを語った。

マルセイユというクラブの一員になれて、非常に嬉しく、誇りに思っている。選手時代にはホームスタジアムの『スタッド・ヴェロドローム』でマルセイユと対戦したことがあった。その情熱と熱狂はヨーロッパを代表するものだ。新しいチームで仕事をスタートさせること、そしてこれから待ち受けているチャレンジに挑むことを楽しみにしている」

 なお、リーグ・アンでは既にリヨンも監督交代を実施しており、昨季までフロジノーネを率いていたファビオ・グロッソ氏を新監督として招へいしている。ガットゥーゾ氏のマルセイユ指揮官就任が決まり、かつて“アズーリ”(イタリア代表の愛称)の一員として世界の頂点に輝いた2名が、フランスの地で共に歩むこととなった。

 マルセイユは30日に次節のリーグ・アンで日本代表FW南野拓実が所属しているモナコと敵地で対戦する。同試合がガットゥーゾ氏のマルセイユでの監督デビュー戦となりそうだ。

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