進退が注目されるイングランド代表のサウスゲート監督 [写真]=Getty Images
イギリス紙『ガーディアン』は15日、UEFA EURO 2024を準優勝で終えたイングランド代表の新指揮官候補3人について報じた。
EURO2024・決勝戦が現地時間14日に行われ、スペイン代表とイングランド代表が対戦。前回大会の決勝戦で涙を飲んだイングランド代表はスペイン代表に1-2で敗れ、今大会も悲願のタイトル獲得を果たすことができなかった。
2大会連続で準優勝に終わったイングランド代表。2016年から同国代表で指揮を執るガレス・サウスゲート監督は決勝戦後に「今は何かを決めるのに適切なタイミングではないと思う」と自身の進退について明言を避けたが、『ガーディアン』はサウスゲート監督が辞任の道を選んだ場合の後任候補を3人挙げている。
まず同紙が挙げたのは、現在ニューカッスルを率いているエディ・ハウ監督だ。現在46歳のハウ監督は、2021年11月にニューカッスルの指揮官に就任すると、就任当初最下位に沈んでいたクラブを11位まで押し上げてシーズンを終えた。翌2022-23シーズンはプレミアリーグで4位に入り、クラブを21年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。2023-24シーズンは主力選手の負傷が相次ぐ中、プレミアリーグを7位でフィニッシュした。『ガーディアン』は「ハウはイングランド代表後任指揮官の最有力候補だ」と伝えている。
同紙が次に挙げたのが、2023年4月までチェルシーの監督を務めていたグレアム・ポッター氏。現在49歳のポッター氏はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンで名を挙げた後、2022年9月にチェルシーの監督に就任。だが、成績不振により2023年4月に解任されてからは、どこクラブや国も率いていない。
最後に名前を出されたのは、今年6月限りでバイエルンの監督を退任したトーマス・トゥヘル氏。後任候補を3人の中で唯一イングランド出身ではなく、ドイツ出身の指揮官だ。現在50歳のトゥヘル氏は、バイエルンのほかにもドルトムントやパリ・サンジェルマン(PSG)、チェルシーといった強豪クラブを率いており、大舞台の経験も十分だ。
『ガーディアン』は「サウスゲートがEURO決勝戦における二度の敗北によってイングランド代表監督を辞任した場合、ハウ、ポッター、トゥヘルがイングランドサッカー協会(FA)の候補者リストの上位に名を連ねることになるだろう」と分析。マウリシオ・ポチェッティーノ氏(2023-24シーズンにチェルシーを指揮)やフランク・ランパード氏(チェルシーやエヴァートンなどを指揮)、現U-21イングランド代表監督のリー・カーズリー氏や現アル・イテファク(サウジアラビア)監督のスティーヴン・ジェラード氏といった名前も挙げたが、先に挙げた3人がFAの好む候補者だとした。
By サッカーキング編集部
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