アル・ヒラル移籍が取り沙汰されているカンセロ [写真]=Getty Images
アル・ヒラルがマンチェスター・シティ所属のポルトガル代表DFジョアン・カンセロの獲得に近づいているようだ。26日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在30歳のカンセロは2019年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍で加入した。攻撃時にインサイドへ絞ってゲームメイクに関与する“偽サイドバック(SB)”としての地位を確立すると、その後の3年半で公式戦通算154試合出場9ゴール21アシストという成績を残し、数々のタイトル獲得に貢献。しかし、2022-23シーズン途中から出番を減らし、バイエルンへの半年間のレンタルを経て、昨年夏にはバルセロナへ1年間の期限付きで加入した。
バルセロナでは左右のSBを主戦場に公式戦通算42試合に出場し4ゴール5アシストをマークしたものの、レンタル期間の満了に伴い6月30日をもってマンチェスター・シティへ復帰。しかし、同クラブは完全移籍での放出を目指しているとも報じられており、現時点で去就は不透明となっている。
そんなカンセロがサウジアラビアに新天地を求める可能性が高まっているようだ。報道によると、マンチェスター・シティはカンセロの移籍に関してアル・ヒラル側と合意に達した模様。移籍金は2120万ポンド(約40億円)になる見込みだという。選手サイドとの個人条件に関する合意が成立すれば、カンセロは2027年6月末までの3年契約でアル・ヒラルに加入することになると報じられている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、マンチェスター・シティとアル・ヒラルがカンセロの移籍に関して合意に達していると指摘。選手本人の承認があり次第、メディカルチェックのための渡航許可が下りる見込みだという。
昨シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグ覇者にして、ブラジル代表FWネイマールらが所属するアル・ヒラルは、サウジアラビア代表DFサウド・アブドゥルハミドにローマ移籍の可能性が浮上したことを受け、今夏のSBの補強を検討。ホルヘ・ジェズス監督が能力を高く評価するカンセロに熱烈な関心を寄せていることが明らかになっていた。
By サッカーキング編集部
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