去就に注目が集まるカンセロ [写真]=Getty Images
マンチェスター・シティに所属するポルトガル代表DFジョアン・カンセロにサウジアラビア移籍の可能性が浮上しているようだ。21日、イギリス紙『ガーディアン』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在30歳のカンセロは2019年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍で加入した。攻撃時にインサイドへ絞ってゲームメイクに関与する“偽サイドバック(SB)”としての地位を確立すると、その後の3年半で公式戦通算154試合出場9ゴール21アシストという成績を残し、数々のタイトル獲得に貢献。しかし、2022-23シーズン途中から出番を減らし、バイエルンへの半年間のレンタルを経て、昨年夏にはバルセロナへ1年間の期限付きで加入した。
バルセロナでは左右のSBを主戦場に公式戦通算42試合に出場し4ゴール5アシストをマークしたものの、レンタル期間の満了に伴い6月30日をもってマンチェスター・シティへ復帰。しかし、同クラブは完全移籍での放出を目指しているとも報じられており、現時点で去就は不透明となっている。
そんなカンセロが中東に新天地を求める可能性が浮上しているという。報道によると、昨シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグ覇者にして、ブラジル代表FWネイマールらが所属するアル・ヒラルがカンセロの獲得を狙っているとのこと。同クラブは欧州移籍が噂されているサウジアラビア代表DFサウド・アブドゥルハミドの退団に備えて右サイドバック(SB)の補強を検討しており、カンセロへの関心を強めているようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アル・ヒラルを率いるホルヘ・ジェズス監督は、カンセロを補強の“トップターゲット”に据えている模様。マンチェスター・シティおよび選手陣営との交渉を進めており、すでに正式な入札も行ったようだ。
マンチェスター・シティ、バルセロナ、バイエルン以外にも、ユヴェントスやインテル、バレンシア、ベンフィカといった欧州の名門クラブを渡り歩いてきたカンセロ。30歳にしてサウジアラビアへ活躍の場を移すことになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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