ケパが5年ぶりのラ・リーガ復帰に前進か [写真]=Getty Images
レアル・マドリードが、チェルシー所属のスペイン代表GKケパ・アリサバラガの獲得に近づいているようだ。12日、イギリスメディア『BBC』やスペイン紙『アス』が伝えている。
レアル・マドリードを巡っては、長らく絶対的守護神に君臨しているベルギー代表GKティボー・クルトワが、現地時間10日に行われたトレーニングで負傷。左ひざ前十字じん帯断裂という重傷を負ったことが発覚し、近日中に手術が予定されている。なお、全治期間や復帰時期については明らかになっていないが、スペイン紙『マルカ』によると、少なくとも5カ月から7カ月程度の離脱が見込まれているようだ。
この緊急事態を受け、レアル・マドリードは今夏の移籍市場でのGKの補強を着手。セビージャ所属のモロッコ代表GKヤシヌ・ブヌ(ボノ)やパリ・サンジェルマン(PSG)所属のコスタリカ代表GKケイラー・ナバス、マンチェスター・ユナイテッドを昨シーズン限りで退団したスペイン代表GKダビド・デ・ヘアらへの関心が報じられていた。
注目が集まっていたレアル・マドリードのGK問題だが、ケパの獲得という形で決着を迎える可能性が高まっているという。バイエルンからの関心も明らかになっていた同選手だが、既にレアル・マドリード行きを決断した模様で、1年間のレンタル移籍の成立が濃厚となっているようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーとレアル・マドリードはケパのレンタル移籍で既に口頭合意に達しており、選手本人もチームメイトらに別れを告げ、マドリードへの出発に向けた準備を進めているとのこと。なお、契約には買い取りオプションや義務などは付随しないようだ。
現在28歳のケパはアスレティック・ビルバオで活躍した後、2018年夏にGK史上最高額となる7100万ポンド(現在のレートで約130億円)でチェルシーに加入。一時は控えに降格したものの、昨シーズン途中に正GKの座を奪還し、ここまで公式戦通算163試合に出場している。チェルシーが今夏の移籍市場でスペイン代表GKロベルト・サンチェスを獲得したことから、新シーズンは熾烈な定位置争いが予想されていた。仮に今夏のレアル・マドリード移籍が成立すれば、ケパにとって約5年ぶりのラ・リーガ復帰となる。
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By サッカーキング編集部
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