リヴァプールを率いるクロップ監督(右)と好調を維持するヌニェス(左) [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・ファーストレグが現地時間7日に行われ、リヴァプールはスパルタ・プラハと対戦し、5-1で勝利した。
ユルゲン・クロップ体制“ラストイヤー”での欧州タイトル獲得を目指すリヴァプールは、グループリーグを4勝2敗で首位通過し、ラウンド16は昨シーズンのチェコ国内リーグを制したスパルタ・プラハとの顔合わせとなった。7日には敵地でのファーストレグに臨むと、前線の選手が序盤から次々とゴールネットを揺らし、5-1で大勝。ベスト8進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。
大量得点を奪って快勝したリヴァプールだが、最前線で輝きを放ったのが3トップの中央で先発出場したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスだ。1点リードで迎えた25分にボックス左手前から強烈なミドルシュートを叩き込むと、45+3分には斜め後方からのボールを右足のダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺し自身2ゴール目を獲得。圧巻の得点力を見せつけ、チームの勝利に大きく貢献した。
ヌニェスはこの日の2ゴールにより、2024年に入ってからの全公式戦を通じた総得点数が「8」に到達。4アシストを含めると、年明け後の公式戦12試合で実に12ゴールに直接関与している。データサイト『Opta』によると、プレミアリーグ所属選手の2024年の全公式戦におけるゴール直接関与数としては、マンチェスター・シティ所属のベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ(2ゴール10アシスト)に並ぶ最多タイ記録となっているようだ。
一昨年夏にベンフィカから6400万ポンド(約121億円)の移籍金で加入し、初年度は通算15ゴール4アシストを記録したヌニェス。今シーズンはここまで16ゴール11アシストをマークし、既に前年度の成績を上回っている。クロップ監督は「最初のシーズンも全く問題なかったが、適応するための時間が必要だった。そしてその時間が終わり、彼はチームの中心に落ち着いたんだ」と前置きしつつ、同選手の活躍について次のようにコメントしている。
「彼は素晴らしい選手だし、このクラブで仲間たちとプレーすることを愛している。有り余るクオリティーだ。彼がピークを迎えているかって? 今はまだそうではないだろうね。彼はストライカーに必要な資質を持っている。ストライカーであれば誰しもゴールを逃すことはあるが、彼はそれを気にしない。常に前進し続けているし、それこそ今の彼がゴールを量産している理由だ。得点を決めない時でも彼は常に脅威であり、我々にスペースとオプションを与えてくれる」
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By サッカーキング編集部
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