大宮V(左)は辛勝、I神戸(右)は王座奪還へ白星スタート [写真]=小林渓太、WE LEAGUE
2023-24シーズンのWEリーグが開幕。第1節の5試合が11日から12日にかけて行われた。
今季からWEリーグに参入したセレッソ大阪ヤンマーレディースは、『ヨドコウ桜スタジアム』にジェフユナイテッド市原・千葉レディースを迎えた。拮抗した展開のなか、60分にC大阪が試合の均衡を破る。ピッチ中央で百濃実結香がプレスをかけて相手からボールを奪い、そのままペナルティエリア付近まで運ぶ。中央へと折り返し、これに合わせた矢形海優がチームのWEリーグ初ゴールを記録した。この1点を守り抜いたC大阪が、最高の船出を飾った。
ジョルディ・フェロン新監督の下で王座奪還を目指すINAC神戸レオネッサは、ホームでアルビレックス新潟レディースと対戦。開始7分に田中美南が挙げたゴールを守り抜き、1-0で勝利した。
初優勝を目指す日テレ・東京ヴェルディベレーザは、ホームでAC長野パルセイロ・レディースと対戦。10分に右コーナーキックに村松智子が頭で合わせ、幸先よく先制する。1点リードで迎えた69分には、北村菜々美がスルーパスに抜け出して追加点をマーク。東京NBは75分に1点を返されたものの、84分に木下桃香が再びAC長野を突き放し、東京NBは3-1で勝利した。
上位進出を目指し積極的な補強を行なったマイナビ仙台レディースは、敵地でちふれASエルフェン埼玉と対戦。36分にコーナーキックの流れから、國武愛美が先制点を記録する。後半開始早々にフリーキックでEL埼玉に追いつかれたものの、74分に新加入のカーラ・バウティスタがPKを決めてマイ仙台が勝ち越す。85分には6シーズンぶりとなるマイ仙台復帰を果たした佐々木美和がダメ押しの3点目を挙げ、3-1で白星スタートを切った。
ノジマステラ神奈川相模原と大宮アルディージャVENTUSの一戦は、ホームのN相模原が前半から何度も決定機を作ったものの、相手GK望月ありさの好セーブや2度のクロスバー直撃でゴールを奪うことができない。すると83分、劣勢だった大宮Vが先制に成功。ゴール前のこぼれ球を船木里奈が押し込んだ。ワンチャンスをものにした大宮Vが、敵地で勝ち点「3」を掴んだ。
サンフレッチェ広島レジーナvs三菱重工浦和レッズレディースは、浦和のAFC女子クラブ選手権出場に伴い、12月20日(水)14時キックオフに延期となっている。
今節の結果と次節の対戦カードは以下の通り。
■WEリーグ第1節
▼11月11日(土)
ちふれASエルフェン埼玉 1-3 マイナビ仙台レディース
ノジマステラ神奈川相模原 0-1 大宮アルディージャVENTUS
INAC神戸レオネッサ 1-0 アルビレックス新潟レディース
▼11月12日(日)
セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-1 AC長野パルセイロ・レディース
▼12月20日(水)
14:00 サンフレッチェ広島レジーナ vs 三菱重工浦和レッズレディース
■次節の対戦カード
▼11月18日(土)
12:10 マイ仙台 vs I神戸
13:00 千葉L vs 東京NB
14:00 浦和 vs EL埼玉
14:00 大宮V vs C大阪
14:00 AC長野 vs S広島R
▼11月19日(日)
13:00 新潟L vs N相模原
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト