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歴史的勝利の日本代表、スタッツでも“王国”ブラジルを凌駕!…ゴール期待値は4倍以上を記録

2025.10.15

ブラジル代表を撃破した日本代表 [写真]=金田慎平

 日本代表は14日に行われたキリンチャレンジカップ2025ブラジル代表と対戦し、3-2で勝利した。

 “史上最強”との呼び声が高い日本代表がついにサッカー王国を撃破した。FIFAワールドカップで歴代最多5度の優勝を誇るブラジル代表を『東京スタジアム』に迎えた日本代表は前半守備的な戦いを見せるも、26分に華麗なパスワークからパウロ・エンリケにネットを揺らされると、6分後にはルーカス・パケタの絶妙なスルーパスを受けたガブリエウ・マルティネッリに追加点を献上。2点のビハインドを負って前半を終えた。

 迎えた後半、日本代表はまったく別のチームに変貌を遂げる。プレスの開始位置を高くすると、52分に相手DFのミスを拾った南野拓実が強烈なシュートを突き刺し1点差に。62分には途中出場の伊東純也が右サイドのスペースへ抜け出して正確なクロスを供給し、中村敬斗のボレーシュートで試合を振り出しに戻す。71分には伊東の左CKから上田綺世がヘディングシュートを叩き込み逆転に成功。その後は反撃を許さず、見事な逆転勝利を飾った。

 14度目の対戦にして初めてブラジル代表に勝利した日本代表ブラジル代表はアジア勢にめっぽう強く、直近では22連勝を記録していたが、連勝記録を止め、26年ぶりの黒星をつけた。国際親善試合とは言え、開幕まで1年を切ったFIFAワールドカップ26で優勝という壮大な目標を掲げる日本代表にとっては、非常に大きな意味を持つ歴史的勝利となった。

 鮮やかな逆転勝利を飾った日本代表だが、スタッツでブラジル代表を圧倒していたようだ。データサイト『Opta』によると、日本代表はボール保持率こそ「33%」とブラジル代表の「67%」を大きく下回っていたが、シュート本数はブラジル代表よりも7本多い「15本」を記録。ゴール期待値に至っては「2.49」とブラジル代表の「0.61」の4倍以上となっており、後半のある時間限定で見ると9倍となっていたようだ。

By サッカーキング編集部

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