2ゴールを決めた小川は、ストライカーとしての存在価値を示した(撮影は3月の北朝鮮戦) [写真]=金田慎平
FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループB第5節が6日に行われ、日本代表はアウェイでミャンマー代表を5-0で下した。試合後、FW小川航基がフラッシュインタビューに登場した。
ここまで行われた2次予選では4戦全勝(※第4節北朝鮮代表戦は没収試合、日本代表の3-0勝利の扱い)、14得点無失点と安定した戦いぶりを見せていた日本代表は、この試合でもミャンマー代表相手に力の差を見せつける。17分にMF鎌田大地のスルーパスから、左サイドのスペースを抜け出したMF中村敬斗が、カットインから右足シュートを沈めて先制。34分にはまたも左サイドを崩し、鎌田の放ったシュートが左ポストに嫌われたこぼれ球をMF堂安律が押し込んだ。
後半に入っても日本代表が主導権を握りながらも、なかなか決定的な3点目は奪えなかったが、終盤に入ると、最前線のポジションで先発していた小川が大仕事をやってのける。まずは75分、右サイドから中央へ切り込んだ相馬勇紀が、左足でクロスボールを上げると、巧みな駆け引きで背後へ飛び出し、ヘディングシュートを叩き込む。続く83分には、相馬が上げたクロスボールがボックス内で中途半端になった隙を見逃さず、反転から左足でシュートを沈めた。
後半アディショナルタイムには、ボックス手前でMF板倉滉からの縦パスをキープし、ポストプレーで中村のこの日2点目をお膳立て。終わってみれば日本代表が5-0で完勝し、小川個人としても、2019年12月以来の先発出場で、3つの得点に絡む活躍を見せた。
試合を振り返った小川は「前半はなかなかシュートまで行けずに、連携面のところでラインを割ってしまうシーンなどもありましたが、結果的に得点をたくさん取れて、決して満足いく内容ではなかったですが、悪くはない試合だったと思います」と発言。自身のゴールは2つとも相馬のクロスボールから生まれたものだったが、1点目について、次のような言葉で連携面への手応えを口にした。
「勇紀くんとはずっと前からコンビを組んでいて、あのようなクロスが上がってくることはわかっていました。プルアウェイでDFを外す、自分の特長が出たゴールかなと思います」
最後にはファン・サポーターに向けて、「アウェイの地で試合をして、日本でもたくさんのサポーターの方々がテレビの前で応援をしてくれていると思います。そういった方々に勝利を届けられてすごく嬉しいです」とメッセージ。日本代表は6月11日、『エディオンピースウイング広島』にてシリア代表と対戦するが、小川は「またすぐに日本に帰って、次は広島で試合があるので、そちらにも足を運んでいただけたらなと思います」と語った。
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By サッカーキング編集部
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