堂安律(手前)とマッチアップした三浦颯太(奥)
日本代表に初選出されたDF三浦颯太(ヴァンフォーレ甲府から川崎フロンターレ)が28日、メディア対応を行なった。
今シーズンに日本体育大学からヴァンフォーレ甲府に正式入団した三浦は、公式戦32試合に出場し3アシストを記録するなど、攻撃的な左サイドバックとして台頭。AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)での活躍も相まって、元日の日本代表に初招集された同選手は「初めて実感が湧いたというか、代表の知っている選手しかいなくて、『あ、きたんだな』という感じです」と告白。続けて「ACLで自分の良さを出せたことが評価されたと思っているので、その良さをしっかり出しつつ、取り組みます」と意気込みを示した。
育成年代ではボランチを本職とし、日本体育大学在学中に左サイドバックへとコンバートされた三浦。攻撃的なサイドバックとしての評価を高める同選手は「特徴は推進力。味方を使いながら、(パスを)当てて出して自分が出て行くこと、長い距離を走ることです。そういった部分は左サイドバックだと生きる」としつつ、「やっぱり、サイドバックが個で剥がすというのは、中々見ないことと思います。そこは自分の武器なので、出場したら出していきたい」と語っている。
また、J2リーグからの“飛び級”については「最初は正直めちゃくちゃ驚きましたが、あまりJ2、J1は気にしていません。入ったからにはやろう、と切り替えられてます。判断とかスピード感のあたりは、やっぱり早いです。それでも、自分の良さを少しは出せた。縦への突破やスピード感、球際の強度という部分はやれると思いました」と強調。一方で、ゲーム形式の練習中には森保一監督から直々に指導を受ける場面もあったが、「個で剥がすところとかを出してほしい、と言われました。それから守備の部分。細かい場面でしたけど、ゲーム形式の練習でも課題がいくつか出たので、その話をしました」と明かした。
来年1月のAFCアジアカップカタール2023前最後の強化試合となる元日のタイ戦。アピールに成功すれば、カタール行きも見えてくる三浦は「やっぱり練習で、お客さんにならないこと。しっかりギラギラしたところを見せて、自分の特徴を出して、よくコミュニケーションも取れば、その先も見えてくると思います」と闘志を燃やしている。
生き残りを懸けた“ラスト・サバイバル”となる元日のタイ戦は、14時にキックオフを迎える。
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By サッカーキング編集部
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