負傷で招集外となった長谷部に代わり、主将を務めた長友 [写真]=Getty Images
5日、「キリンチャレンジカップ2014」が行われ、日本代表とニュージーランド代表が対戦。日本は開始17分までに岡崎慎司の2得点、香川真司、森重真人のゴールで4点を奪ったが、その後はニュージーランドに2点を奪われ、4-2で勝利したものの、試合運びに課題を残す結果となった。
試合後、フル出場した日本代表MF本田圭佑は、以下のようにコメントしている。
―キャプテンマークは長友佑都選手が自分から巻きたいと申し出たそうだが?
「佑都からの直接僕に話しがあったんですけど、佑都はそういう自覚が、数年前からピッチ上だけじゃなくて、食事会場や他の選手と話している時も、そういうコメントが多くなってきていますから。彼自身もそういうことを巻くことによって、何か違う立場、責任を負うことによって、違う景色を見たいんじゃないかなって。だからもっと伸びようとしているんじゃないですかね」
―本田選手の世代が引っ張っていくことの象徴かなと。
「僕はいつも、20代前半の頃から引っ張っているつもりでいたんで、状況は変わらないですけど。でも実際周りがキャプテンマークを巻くっていう事実があるってことは、新鮮に感じる部分ではあります」
―キャプテンマークを巻く姿を直で見て、改めて頼りがいとかを感じた?
「佑都じゃなかったら褒めているんでしょうけど、相手が佑都なんでね、あんまり褒め過ぎるのもどうかと思うし、タイプ的に。やはり、いろいろ…(インテルは)4年目くらいになるんですか? そういう、いろいろあって、信頼されて勝ち取って何回か付けたキャプテンマークでしょ。今後、ずっとキャプテンを任されるようなことになれば、それはすごいことですよね」
―長友選手のチームへの適応を見て、学ぶ部分はある?
「いや、どうかな。スタイルが全然違いいますよね。佑都は良くも悪くも、懐に入っていくのが上手いから。最初はベテラン勢にもかわいがられたんじゃないかなと思うけど、俺は基本的にね、ベテラン勢からも最初から煙たがられるような感じで入っていくタイプですから。それを変えたら、俺が俺じゃなくなるし、佑都も佑都で自分のやり方で馴染んだんでしょうから。僕はこのスタイルで馴染むのを楽しんでいるんですよ」
―時間が掛かるかもしれないが、馴染んだら掴めると?
「まぁ、そうでしょう。皆さんも知っての通り、代表でも色々時間が掛かったのはご存じでしょうから。そういうのを蹴散らしていって、結果を出さないことには、この世界では生き残っていけないので、大バクチ打っているつもりです」