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【展望】ポヤトス体制3年目のガンバ大阪。熱烈サポーターの後押しを受け、いざ10冠へ

2025.02.08

ポヤトス監督体制3年目のG大阪。10年ぶり10個目のタイトルを目指す[写真]=ガンバ大阪

 1993年のJリーグ発足当初から参加している“オリジナル10”の一つで、2005年のJ1リーグ初優勝を皮切りに、2014年にはリーグ史上2クラブ目の三冠を達成。現在までに9つの主要タイトルを手にしているガンバ大阪。2015年を最後にタイトルから遠ざかっているが、クラブ史上初のスペイン人監督で3年目の指揮を執るダニエル ポヤトス監督のもと、悲願の10冠目を目指す。

 土台作りとなったポヤトス体制1年目は16位と低迷したが、2年目の2024シーズンは新加入選手13名を迎え入れた中で攻撃的なスタイルを継続しながら守備の改善に着手。横浜F・マリノスへの期限付き移籍から戻り、守護神としてゴールマウスを守ったGK一森純、J1リーグのフィールドプレーヤーで唯一の全38試合・3420分間のフルタイム出場を果たしたDF中谷進之介、豊富な運動量を武器に献身的なプレーで中盤を支えたMF鈴木徳真ら新戦力がチームにフィットしたことや、全員攻撃、全員守備の意識も浸透したことで、失点数を2023シーズンの最多タイ「61」から2024シーズンはリーグで2番目に少ない「35」まで減らすことに成功。タイトルには手が届かなかったが、リーグ戦は4位、天皇杯は準優勝という結果を残した。

中谷は加入1年目から大車輪の活躍。堅守構築に貢献しつつ、重要なゴールも決めた[写真]=ガンバ大阪

 その2年目を経て、さらなる躍進が期待されるポヤトス体制3年目の今シーズンは、1.FCニュルンベルク(ドイツ)から日本代表経験もあるサイドアタッカーで、「ドリブルとスピードが売り」というMF奥抜侃志をはじめ、2桁得点を目標に掲げる注目の高卒ルーキーMF名和田我空、「センターバック、サイドバックのどちらでも対応できる」というレフティーのDF佐々木翔悟がJ2のジェフユナイテッド千葉から加入。また、2シーズンにわたりJ2、J3のチームへ武者修行に出ていたFW南野遥海、同様にJ2で経験を積んでいたFW唐山翔自が復帰し、GK荒木琉偉が飛び級でトップ昇格を果たしている。

 大刷新となった昨シーズンと比べ顔ぶれの変化は少ないが、ポヤトス監督が構築してきた戦術が浸透し、指揮官の求めるプレーを多くの選手が理解しているのはプラス材料だろう。とはいえ、現状に甘んじることなく、「(意気込みは)一言でいえばチャレンジ。選手にもゼロからのスタートと伝えた」(ポヤトス監督)とチーム内競争を促し、攻守で支配するサッカーの進化に取り組んでいる。その先に目指すのは、タイトルに他ならない。エースの宇佐美貴史は、「このクラブに10個目の星と、このクラブに関わる皆さんに本当に喜んでいただける結果を最後にプレゼントできるように、全員で1年間頑張っていきたい」とオフィシャルパーティーで宣言。そのためにも、「みんなやらければいけないことは分かっているので変わらずにやり続けて、プラスアルファ何ができるかというところだと思う」(山田康太)と選手たちもレベルアップを目指している。

2025年も恒例の沖縄・中城村キャンプを実施。開幕に向けてチーム作りを進めた[写真]=ガンバ大阪

 また、新戦力はキャンプを経て早くも特長を発揮しつつあり、「左サイドでは奥抜と組むことが多かったですけど、コミュニケーションを取りながらうまく進められた」(黒川圭介)、「去年のチームに新しく入ってきた選手たちの良さが加わって今年のチームの色になっている。すごくいい雰囲気でやれている」(鈴木)と手応えを語っている。

 注目の2025シーズンは、2月14日(金)に大阪ダービーで開幕! ガンバ大阪はアーサー パパス新監督率いるセレッソ大阪をパナソニックスタジアム吹田で迎え撃つ。平日の夜にも関わらず、チケットはすでに完売。熱狂必至となる大阪ダービーは38試合のうちの一つだが、「この試合の重要性というのは全員が分かっている」(黒川)、「勝つことによって自分たちに勢いが出るし、サポーターとしてもすごく後押ししやすいような状況になると思う」(鈴木)と意気込みは十分。意地と誇りを懸けた一戦に向けてポヤトス監督も、「プレシーズンはセレッソ大阪戦に勝つ準備をしっかりしないといけない」とセレッソ大阪戦に照準を合わせて準備を進めてきた。それだけに、絶対に負けられない大阪ダービーを制し、幸先の良いスタートを切りたいところだ。

 その熱戦の翌週、2月22日(土)に行われる第2節もホームゲームとなり、12名もの新戦力が加わった金明輝新監督率いるアビスパ福岡と対戦する。昨シーズンのガンバ大阪はファン・サポーターの大声援に後押しされるように、18勝中11勝をホームゲームで挙げている。一体感のあるパナスタで強さを見せているだけに、このホーム2連戦というチャンスを生かして開幕ダッシュを成功させたい。

 そんなチームを後押しすべく、ガンバ大阪ではホームゲームを盛り上げる様々なイベントを年間を通じて行っている。豪華ゲストが来場するホーム開幕戦の『ガンバ青黒劇場』を皮切りに、選手コラボメニューが販売開始される『春のファンまつり』、マスコットのモフレムが来場者をもてなす『モフレムデー』、花火や縁日などがある『ガンバサマーフェスティバル』、サッカーと音楽のコラボを楽しめる『GAMBA SONIC』、特製シャツがプレゼントされる『GAMBA EXPO』などが開催される。これらのイベント以外にも、オリジナルグルメや大阪名物の粉もんなどを味わえる多彩なスタジアムグルメをはじめ、場外には子どもたちが遊べるアトラクション『モフレムふわふわ』、『モフレムスライダー』(いずれも有料)の設置、Gステージではガンバ大阪チアダンスチーム&チアキッズによるパフォーマンスなどが披露され、試合前も楽しい時間を過ごすことができる。加えて、ファンクラブ会員は、ホームゲーム招待券の無料アップグレードやハーフタイム抽選会など、ファンクラブ会員を対象にしたイベントに参加できる。

スタジアム場内外はまさにエンタメ空間。楽しみは尽きない[写真]=ガンバ大阪


 これらのイベント効果に加え、昨シーズンは延長戦の末に勝利した天皇杯準決勝・横浜F・マリノス戦のようなドキドキハラハラする試合が多く見られたうえにチームの成績が上向きだったこともあり、ホームゲームの平均観客動員数は26096人と2023シーズンの23273人から3000人弱増加。さらに、リーグ戦ホームゲームにおけるクラブ年間入場者数495832人を達成し、1994シーズンに記録した最多年間入場者数を30年ぶりに更新した。また、2025シーズンの開幕を前にして、ファンクラブ会員数は昨年同時期と比べると6000人以上も増加するなど、早くも盛り上がりを見せているため、今シーズンも熱狂必至となりそうだ。熱狂といえば、ファン・サポーターの大声援もホームゲームの魅力の一つ。「スタジアムの雰囲気が一番楽しみですね。(パナソニックスタジアム吹田は)すごいスタジアムですし、たくさんのお客さんが入った状態をピッチで味わいたいと思っています」(奥抜)と新加入選手も楽しみにしているほどだ。

サポーターの熱さ&応援の迫力は、Jリーグ屈指[写真]=ガンバ大阪


 勝利した試合ではスタジアムに駆け付けたファン・サポーターと喜びを分かち合う勝利の儀式『ガンバクラップ』も行われる。さらに、ナイターゲーム時には光の演出『アオクロスターライト』で幻想的な応援も見られるので、ぜひ一度はパナソニックスタジアム吹田に足を運び、ガンバ大阪のサッカーが生み出す熱狂と興奮の時間を体験してほしい。

取材・文=金子裕希

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