初スタメンとなった湘南戦でゴールを決めた塩貝健人 [写真]=清原茂樹
横浜F・マリノスは31日、慶應義塾大学の体育会ソッカー部(サッカー部)に所属しているU-19日本代表FW塩貝健人について、今シーズンのJFA・Jリーグ特別指定選手認定の解除、および2027シーズンの加入内定が解除されたことを発表した。
塩貝については28日、エールディヴィジのNECへ完全移籍加入することが発表された。現在FW小川航基とMF佐野航大の日本人選手2名が在籍するクラブと2028年夏までの4年契約を結んでおり、背番号は「9」と伝えられていた。
この決定に伴い、横浜FMはJFA(日本サッカー協会)から承認を受け、塩貝のJFA・Jリーグ特別指定選手認定を解除したことを明かした。同時に、当初は2027シーズンより横浜FMに加入することが内定していたものの、こちらも取り消しとなる。
塩貝は2005年3月26日生まれの現在19歳。バディSC江東、横浜FCジュニアユースを経て、高校年代では國學院久我山へと進学した。高校3年生になると、チームの背番号「10」をつけて第101回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。チームは後に優勝を飾ることとなる岡山学芸館に敗れて3回戦敗退となったものの、塩貝個人としては優秀選手に輝いた。
國學院久我山卒業後は慶應義塾大学に進学。JR東日本カップ2023第97回関東大学サッカーリーグ戦3部では、得点王、新人賞、ベストイレブンを受賞するなど入学直後から大車輪の活躍を披露。2部昇格の原動力となると、JR東日本カップ2024第98回関東大学サッカーリーグ戦2部でも、ここまで8試合の出場ながら12ゴールを記録するなど、驚異的なペースで得点を量産していた。
また、今年1月には2027シーズンより横浜FMへの加入内定が発表。JFA・Jリーグ特別指定選手に認定されて迎えた今シーズンは、4月10日に行われた2024明治安田J1リーグ第3節延期分のガンバ大阪戦(○2-0)でJリーグデビューを飾る。続く13日の第8節湘南ベルマーレ戦(△2-2)では初スタメンに抜擢され、先制ゴールも決めていた。ここまで2024明治安田J1リーグでは7試合出場1得点を記録していた。
By サッカーキング編集部
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