[写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグが7日に行われ、ガンバ大阪とFC東京が対戦した。
ここまで勝ち点「44」を獲得し、FC町田ゼルビアに次ぐ2位につけているG大阪。前節は下位に沈む湘南ベルマーレを相手に痛恨の黒星を喫し、首位との「5」ポイント差を縮めることができなかった。対して敵地に乗り込む7位のFC東京はここまで勝ち点「36」を獲得。直近5試合は2勝3敗とやや安定感を欠いた戦いが続いており、前節は鹿島アントラーズに1-2で敗れた。互いに2試合ぶりの白星を目指す一戦はどちらに軍配が上がるだろうか。
試合の立ち上がりは拮抗した展開が続くも、時間の経過とともにG大阪がペースを握り、ゴール前に迫るシーンを作っていく。11分、左からドリブルで仕掛けたウェルトンがミドルシュートを放つと、16分にはボックス手前でボールを収めたイッサム・ジェバリが深い切り返しから左足を振り抜く。強烈なシュートは枠を捉えたが、鋭い反応を見せたGK野澤大志ブランドンが両手で弾き出した。
23分、G大阪はウェルトンが左から上げたクロスにジェバリが合わせるも、叩き付けたヘディングシュートはGK野澤が右手一本でスーパーセーブ。32分にもサイドからのクロスを起点に波状攻撃を仕掛けると、相手を押し込んだ状態からダワンが決定的なミドルシュートを放ったが、再びGK野澤が驚異的な反応を見せた。G大阪はその後も攻勢を強め、ジェバリや坂本一彩にチャンスが訪れるもネットを揺らすことはできず、スコアレスで前半は終了した。
後半最初の決定機は47分のFC東京。敵陣右サイドでFKを獲得すると、原川力の低いキックに飛び込んだ安斎颯馬が頭で合わせたが、GK一森純が両手で枠の上へ弾き出した。対するG大阪は50分、ボックス内に走り込んだダワンが右からのクロスに頭で合わせるも、至近距離からのシュートは相手DFのブロックに阻まれる。FC東京は前半と比較しセカンドボールを拾えるようになったものの、G大阪が主導権を握ったまま試合が進んでいく。
多くのチャンスを作りながらも得点を奪えないG大阪はファン・アラーノや食野亮太郎、岸本武流ら攻撃的なカードを次々と投入。一方のFC東京も選手を入れ替えつつ、時折カウンターで相手ゴール前に迫るシーンを作るが、決定機を迎えるまでには至らない。82分、ネタ・ラヴィがボックス外から右足を振り抜くも、強烈なミドルシュートはクロスバー直撃。89分にはファン・アラーノが際どいシュートを放ったが得点とはならなかった。
試合はこのままスコアレスで終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合う結果となった。次節は11日に行われ、ガンバ大阪はアウェイで柏レイソルと対戦。FC東京はホームで川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”に臨む。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト