[写真]=兼子愼一郎
『スタッド・ランス ジャパンツアー2024』3試合目、『町田シティカップ2024』が開催され、FC町田ゼルビアとスタッド・ランスが対戦した。試合はオマー・ディアキテとアミン・サラマの得点で、スタッド・ランスが日本で初勝利を挙げた。
スタッド・ランスに所属する伊東純也と中村敬斗はともに先発出場。29分、伊東のスピードを生かしたプレーから先制点が生まれる。対面した杉岡大暉との1対1を制して一気に前進。狙い澄ましたクロスは昌子源に当たってコースが変わるも、ディアキテが押し込んだ。杉岡とのマッチアップについて「何回か日本でもやっていて雰囲気は掴めていたので、上手くやれたかなと思います」と伊東。「コンディションも上がってきてフィジカル面でも上回れましたし、町田はロングボールが多くて海外っぽいチームだったので戦いやすかった」と振り返った。
スタッド・ランスは今月22日に日本に到着し、静岡県で活動を開始。7月24日(水)のジュビロ磐田戦を皮切りに、11日間で4試合をこなす過密日程となっている。「修正する時間もほとんどないですし、キャンプなのでリカバリーもしていない。試合前日もめちゃくちゃ練習しますけど、試合では勝ちに行かないといけない。難しいですし疲れもありますけど、体は動くようになってきている」という。磐田とは1対1のドロー、続く清水エスパルスには0対3と完敗を喫し、ここまでは1分け1敗と勝利がなかった。「最初の2試合は本当にきつくて、今日もめちゃくちゃきつかったんですけど……。監督から『きついかもしれないけど、(清水戦の)あの負け方はない』ということで、今日は気持ちも入っていましたし、これ以上失態は晒せないと思っていた」と決意を新たに臨んだ一戦で見事勝利を収めた。
次戦は3日(土)19時〜、ノエビアスタジアム神戸にて昨季のJ1王者・ヴィッセル神戸と対戦する。
By サッカーキング編集部
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