ルーカス・ブラガ(右)の2得点で清水が勝利 [写真]= Icon Sport via Getty Images
7月27日、静岡県の『IAIスタジアム日本平』にて『スタッド・ランス Japan Tour 2024』の一戦が行われ、清水エスパルスとスタッド・ランスが対戦した。
今夏の日本ツアーでは4試合を戦う予定のスタッド・ランスにとって、清水とのゲームは2試合目にあたる。24日に行われたジュビロ磐田との試合は、西久保駿介のゴールで先手を取られながら、終盤にウマル・ディアキテのヘディングシュートで同点に追いつき、1-1で終えていた。
磐田との一戦から中2日で迎える清水戦に向けて、スタッド・ランスに所属する伊東純也と中村敬斗の日本代表コンビは揃ってスタメン出場。一方で清水エスパルスは住吉ジェラニレショーン、宮本航汰、カルリーニョス・ジュニオなどの主力選手に加えて、夏の移籍市場でチームに加わった宇野禅斗やアブドゥル・アジズ・ヤクブが清水で初の先発に名を連ねた。
試合の立ち上がりは清水が敵陣へ押し込む。カルリーニョスとルーカス・ブラガの両翼が積極果敢な仕掛けを見せながら、中央ではドウグラス・タンキとアジズが待ち構えるも、なかなか決定的なシーズンは作り出せない。
スタッド・ランスは10番のテディ・テウマを中心に反撃の糸口を探っていくが、なかなか敵陣でボールを持てない。それでも、20分には右サイドを縦に破った伊東がクロスボールを送ると、ファーサイドで待っていた中村がボレーシュート。“日本人コンビ”でチャンスを作ったが、右足で狙った一撃は住吉のブロックに阻まれた。
試合の均衡は27分に破れる。敵陣右サイドでクリアボールを回収したブラガがアジズとのワンツーで中央へ侵入。自らスペースを持ち運び、1つまたぎを入れてから左足を振り抜くと、狙い澄ました一撃は右ポストに当たってゴールに吸い込まれる。試合序盤からキレキレのドリブルで相手の脅威となっていたブラガが見事なフィニッシュを沈め、清水が先手を取った。
1点を追いかけるスタッド・ランスは36分、敵陣でのボール奪取から、ペナルティエリア手前右寄りの位置で前を向いたディアキテが右足でミドルシュートを放つも、低弾道の一撃はわずかに枠の外へ。
このまま前半終了かと思われたアディショナルタイム、再び試合が動く。清水は右サイドへ流れてボールを引き出そうとしたアジズが倒され、フリーキックを獲得。このフリーキックで、北爪健吾が右サイド背後のスペースへ浮き球のボールを送ると、反応したブラガがファーストタッチで相手を置き去りに。中央へ持ち出すと、左足でニアサイドを射抜き、清水が2点をリードして前半を終えた。
後半に入ると、スタッド・ランスが反撃をスタート。49分には敵陣右サイドでのボール奪取から、伊東が中央へ繋ぎ、ディアキテが粘った後のセカンドボールにレダ・カドラが反応。GKと1対1のチャンスを迎えたものの、ここはハーフタイム明けからピッチに立ったGK梅田透吾の飛び出しに阻まれる。53分にはテウマ、ディアキテとつなぎ、ボックス手前中央で前を向いた中村がミドルシュートを放ったが、シュートはクロスバーの上へ外れた。
スタッド・ランスの時間が続くなか、その中心にいたのは伊東。立て続けに右サイドから鋭いクロスボールを入れるも、清水の守備陣も粘りを見せ、なかなか決定機まで持ち込めない。すると63分、スタッド・ランスは一挙9枚の交代カードを切る。伊東、中村はここで交代となった。
スタッド・ランスが大幅なメンバー変更をした後、70分にはもう1人の“役者”が魅せる。ピッチ中央付近で吉田豊からのパスを受けた乾貴士が、巧みなターンで前を向き、右サイドのスペースへスルーパスを送る。抜け出した矢島慎也がループシュートを狙ったが、ここはゴール左へと逸れていった。
清水は現役高校生の西原源樹が得意のドリブルで守備陣を切り裂くシーンを作るなど、3点目を狙って積極的な姿勢を維持。この姿勢が実ったのは後半アディショナルタイム。敵陣で北川航也が相手のビルドアップを引っ掛けると、ボックス左のスペースへスルーパスを流し入れる。反応した乾が中央へ折り返すと、最後は成岡輝瑠がダイレクトで押し込んだ。
試合はタイムアップ。清水が本拠地の声援を背に、3-0で勝利した。なお、スタッド・ランスにとっては今夏のツアーでの初黒星となった。
この後、スタッド・ランスはツアーの3試合目で、31日に『町田GIONスタジアム』にてFC町田ゼルビアと対戦。同試合は『ABEMA』にて独占無料生中継される。
【得点者】
1-0 27分 ルーカス・ブラガ(清水エスパルス)
2-0 45+1分 ルーカス・ブラガ(清水エスパルス)
3-0 90+3分 成岡輝瑠(清水エスパルス)
【スターティングメンバー】
清水エスパルス(4-4-2)
GK:沖悠哉(46分 梅田透吾)(72分 猪越優惟)
DF:北爪健吾(72分 高木践)、住吉ジェラニレショーン、蓮川壮大、吉田豊(72分 高橋祐治)
MF:ルーカス・ブラガ(57分 矢島慎也)、宇野禅斗(72分 成岡輝瑠)、宮本航汰(72分 中村亮太朗)、カルリーニョス・ジュニオ(57分 西原源樹)
FW:アブドゥル・アジズ・ヤクブ(57分 乾貴士)、ドウグラス・タンキ(57分 北川航也)
スタッド・ランス(4-3-3)
GK:アレクサンドル・オリエロ
DF:トマ・フォケ(63分 アブドゥール・コネ)、ジョゼフ・オクム(63分 ティボー・デ・スメット)、エマニュエル・アグバドゥ(63分 アルトゥル・チャプチャット)、セルヒオ・アキエメ(63分 ノア・サンギ)
MF:アマドゥ・コネ(63分 モハメド・バンバ)、マーシャル・ムネツィ(46分 レダ・カドラ)、テディ・テウマ(63分 マルタン・アドゥリン)
FW:伊東純也(63分 ママドゥ・ディアコン)、ウマル・ディアキテ(63分 ヤヤ・フォファナ)、中村敬斗(63分 アダマ・ボジャン)
【PR】「ABEMA de DAZN」で
Jリーグの熱戦を堪能しよう!
「ABEMA de DAZN」は、ABEMAでDAZNスタンダードのコンテンツ(※)が視聴できるプラン。 Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどすべてのDAZNスタンダードコンテンツがABEMAで楽しめる。
月額プランは4,200円(税込)、年間プランなら32,000円(税込)で月あたり2,667円(税込)とお得! アニメ・映画・バラエティーなど、ABEMA無料コンテンツも堪能できるのでお見逃しなく。
※プロ野球、DAZN LINEAR、追加有料コンテンツ(ペイ・パー・ビュー)は対象外。
- ① 「ABEMA de DAZN」の年間プランなら月あたり2,667円(税込)でお得!
- ② Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどコンテンツが盛りだくさん!
- ③ コメントしながらのライブ観戦、追っかけ再生、見逃し配信など楽しみ方も充実!
【PR】Jリーグを楽しむなら
「DMM×DAZNホーダイ」!
「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZNスタンダードをセットで利用できるプラン。単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZNスタンダード月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です!
- ① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!
- ② Jリーグをはじめとする様々なスポーツ、アニメ・エンタメが見放題で楽しめる!
- ③ 新規入会月から3カ月間、「DMMポイント」が毎月550ポイントもらえる!
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト
- #J2
- #リーグ・アン
- #日本人選手在籍クラブ
- #スタッド・ランス
- #清水エスパルス
- #アダマ・ボジャン
- #アマドゥ・コネ
- #アレクサンドル・オリエロ
- #ウマル・ディアキテ
- #エマニュエル・アグバドゥ
- #カルリーニョス・ジュニオ
- #ジョゼフ・オクム
- #セルヒオ・アキエメ
- #ティボー・デ・スメット
- #テディ・テウマ
- #ドウグラス・タンキ
- #トマ・フォケ
- #ノア・サンギ
- #マーシャル・ムネツィ
- #モハメド・バンバ
- #ヤヤ・フォファナ
- #レダ・カドラ
- #中村亮太朗
- #中村敬斗
- #乾貴士
- #伊東純也
- #住吉ジェラニレショーン
- #北川航也
- #北爪健吾
- #吉田豊
- #宇野禅斗
- #宮本航汰
- #成岡輝瑠
- #梅田透吾
- #沖悠哉
- #猪越優惟
- #矢島慎也
- #蓮川壮大
- #高木践
- #高橋祐治
- #スタッド・ランス Japan Tour 2024
- #海外日本人選手