磐田戦に出場した伊東純也(右)[写真]=野口岳彦
『スタッド・ランス Japan Tour 2024』で来日中のスタッド・ランスが24日にジュビロ磐田と対戦。試合後、スタッド・ランスMF伊東純也が磐田戦を振り返った。
日本ツアーの初陣となった磐田戦で、スタッド・ランスの伊東純也と中村敬斗は揃ってスタメン入りし、ともに62分までプレー。試合は両選手が交代後に動き、1-1のドロー決着となった。
ナイトゲームとはいえ、猛暑の中での試合を終えた伊東は、「熱い中でしたけど、前半はいい入りができました。ただそこから後ろで回すだけになってしまって--。0-0で終わってしまったかなと」とやや悔しさを滲ませながらも、「後半若い選手が入って、失点してしまいましたが、1点取り返して、引き分けで。最低限かなと思います」と総括した。
スタッド・ランスは、磐田の組織的な守備に苦しみ、終盤まで得点を奪うことができなかった。伊東も「ボールは持てましたけど、うまく低いブロックを組まれて、崩しづらい状況、特に俺と敬斗のところはボールを受けづらい状況だったかなと思います」と、磐田の守備を称賛。そして、印象に残った選手としてジョルディ・クルークスを挙げ、「(彼は)良かったと思います。ヘンクでやっていたと試合後に話しました」と、ヘンクのOB同士で会話したことを明かした。
スタッド・ランスはリーグ・アン新記録の19試合無敗を達成するなどチームの立て直しに大きく貢献したウィリアム・スティル監督が退任し、昨季までル・アーヴルで指揮を執っていたルカ・エルスネル監督が今季就任した。エルスネル監督の印象について、伊東は「ウィルのときよりは守備とかは細かくやる監督だと思います」と語り、「でも選手一人ひとりと個別にミーティングすることも多くて、そういったところに気をつかっていると思います」と話していた。
スタッド・ランスは7月27日(土)に清水エスパルス(IAIスタジアム日本平)、7月31日(水)にFC町田ゼルビア(町田GIONスタジアム)、8月3日(土)にヴィッセル神戸(ノエビアスタジアム神戸)と試合を行う予定となっている。
今年1月1日の『TOYO TIRES CUP 2024』日本代表対タイ代表(国立競技場)以来の日本でのプレーとなった伊東は、「久々に日本のファンの皆さんの前でプレー出来てうれしく思いましたし、楽しくできたと思います」と喜びを語りつつも、次の清水戦へ向けて「今日はふがいないプレーだったので、次はしっかり自分の良さを出して、チームとして勝っていければと思います」と意気込みを語っていた。
By サッカーキング編集部
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