古巣ドルトムントの一戦に後半途中から出場したC大阪のMF香川真司[写真=フォトレイド]
セレッソ大阪は24日、ジャパンツアー中のドルトムントとの『EUROJAPAN CUP 2024』に臨み、2-3で敗戦。試合後、62分から途中出場したMF香川真司が古巣との対戦を振り返った。
試合は、ドルトムントが26分過ぎからの5分間で3点を奪取。C大阪は香川出場後に2点を返したものの、同点に追いつくことはできなかった。先制後に3点を連取されたことについて香川は、「スイッチの入れ方だったり、その一瞬を逃さないクオリティがある。結果を見ての通り、5分で3失点は、日本ではなかなか経験できないこと」と語り、若手にとっては「刺激になる1日になった」と主張。その一方で、「あくまで親善試合」とも続け、「このレベルを常に当たり前の環境にするには、自分で勝ちとっていくしかない」と発破をかけた。
自身に関しては「小さい怪我をしていたので、間に合ってよかった」と胸を撫で下ろし、出場する際には「4点、5点を失おうが、守る必要はない。とにかく得点を奪いにいく姿勢を見せていければと思っていた」とコメント。相手のベンチには、ドルトムント時代のチームメイトでもあったヌリ・シャヒンが指揮官として陣取り、ピッチに入る際には抱擁を交わす場面も。その他にもかつての仲間たちドルトムントに関わっており、特にピッチ横で選手たちを鼓舞し続け、声を枯らしていたシャヒン監督には「刺激を受けた」という。
試合前日には滞在先のホテルで交流する機会もあり、「素晴らしい歓迎を受けた」ことを明かし、「自分のキャリアを振り返るのはまだ早いですけど、昔話に花が咲いて、彼らが日本に来てくれているんですが、逆に自分が素晴らしい気持ちになったというか、成し遂げたものは残っていくんだと、そういったことへのリスペクトは凄なと感じました」と主張。さらに、「刺激的な2日間だったし、日本で試合ができたことに感謝している」と感慨にふけりつつも、「ただ、キャリアはまだ続いているので、そこにしっかりフォーカスしてやっていきたい」と、約2週間後に再開するJ1リーグでの戦いに向けて気持ちを切り替えていた。
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By サッカーキング編集部
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