川崎Fから神戸へ加入することが発表された宮代 [写真]=金田慎平
ヴィッセル神戸は6日、川崎フロンターレからFW宮代大聖が完全移籍加入することを発表した。
宮代は2000年5月26日生まれの現在23歳。川崎Fの育成組織出身で、U-10、U-12、U-15、U-18と着実にステップアップを遂げると、2019年にトップチーム昇格を果たした。ルーキーイヤーはトップチームでなかなか出場機会を確保できず、2019シーズン途中からレノファ山口FCへ期限付き移籍。2020シーズンは川崎Fで過ごしたものの、翌2021シーズンは徳島ヴォルティスへ、2022シーズンはサガン鳥栖への期限付き移籍を経験した。
徳島では明治安田生命J1リーグ32試合出場7得点、鳥栖では22試合出場8得点を記録し、2023シーズンより川崎Fへ帰還。センターフォワードやウイングなど前線の様々なポジションで起用され、明治安田生命J1リーグで30試合に出場して8得点を挙げた。JリーグYBCルヴァンカップでは5試合出場1得点、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも5試合出場1得点を記録。天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会では5試合のピッチに立って2ゴールを挙げ、川崎Fの優勝に貢献した。
完全移籍に際し、宮代は川崎Fを通してコメントを発表。移籍を決めた際の心境にも触れつつ、川崎Fのファン・サポーターへ向けて別れの言葉を綴った。
「この度、ヴィッセル神戸に移籍することになりました。非常に難しい決断でしたが、自身の将来のためにこの選択が間違いとならないよう、今後も精進していきます。幼少の頃から、14年間川崎フロンターレで貴重な経験をし、成長させていただきました。サポーターの皆さまには、いつどんな時でも変わらず温かい声援を送っていただき感謝しかありません。この先もさまざまな試練が待っていると思いますが、フロンターレで培ってきた経験を生かし自分の夢、そして目標に向かって力を尽くします。本当にありがとうございました」
また、新天地となる神戸を通しては「はじめまして、宮代大聖です。ヴィッセル神戸の一員になれることを非常にうれしく思います。自分の持っているものをすべて出して、ヴィッセル神戸のタイトル獲得に向けて頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。
2023シーズンの明治安田生命J1リーグでクラブ史上初の優勝を成し遂げた神戸は、この冬に横浜F・マリノスからGKオビ・パウエル・オビンナ、ジェフユナイテッド千葉からGK新井章太、鹿島アントラーズからDF広瀬陸斗らの完全移籍加入を発表している。
By サッカーキング編集部
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