3日、横浜FCは2023明治安田生命J1リーグの最終節で鹿島アントラーズと対戦し、1―2で敗戦。試合後、ミックスゾーンでDF岩武克弥がメディアからの取材に応じた。
横浜FCは残留を争う柏と、勝ち点3差、得失点差12という極めて厳しい状況で最終節を迎えた。メンタル面で難しい調整を強いられる試合となったが、副キャプテンを務め、この日、キャプテンマークを巻いてプレーした岩武は「誰もが難しい状況というのは分かっていましたし、そのなかでも、自分たちはプロとして、1パーセントでも可能性があるならば、意地を見せてやろうと思っていました」と語る。
しかし、結果は1―2で敗戦。岩武は「悔しい気持ちと申し訳ない気持ちです」と率直な心情を吐露し、残留争いの大一番となった前節・湘南戦の敗戦をあらためて悔やんだ。
「自分は前節の湘南戦に懸けていた思いがありました。降格は決まらなかったですけど、大一番で勝てなかったことがすべてだと思います。今日も悔しかったですけど、あの人生をかけた一戦に負けたのが悔しかったです。もちろん、優劣はつけられないですけれど…」
2021年、J1昇格1年目の横浜FCに加入した岩武は、1年でのJ2降格を経験した。そこから昨季のJ1昇格を経て迎えた、今季のJ1再挑戦。2年前のチームと比べると、現在のチームは間違いなく強いと感じていた。
「振り返れば、2年前は力不足の面もあった。今年は2年前より間違いなく力があったし、間違いなく残留できると信じていた。ここで残留できないと、一からのチーム作りになることやJ1で戦えた選手たちがJ2に行ってしまう。そういった積み上げの意味でも、今年は本当に残留したかった」
心からの悔しさを滲ませていた岩武。最終節の敗戦後も、温かくチームを支えていた横浜FCのファン・サポーターについて、「1年間、常に全力で応援してくだったので、こみ上げてくるものがあった。最後もこうやって声援を送ってくれた。だからこそ、自分たちの力不足や、もっとできる部分はどこだったのかと考えないといけないと思う」とコメントしていた。
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By サッカーキング編集部
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