『2023JリーグYBCルヴァンカップ』の決勝戦が4日に行われ、アビスパ福岡が2-1で浦和レッズを下し、初優勝。試合後、チームの全得点を演出したFW紺野和也がアシストシーンなどを振り返った。
2シャドーの一角として先発し、2つのゴールを演出した紺野は、「アシストでチームに貢献できたのがすごい嬉しいですし、チーム全員で戦ってしっかり勝って優勝できたのが一番嬉しいです」と喜びのコメント。福岡を率いる長谷部茂利監督も 「得点やアシスト、ポジションでの役割、守備も含めて非常にいいプレーをしてくれている」と、その働きを評価した。
右サイドでボール持ってドリブルを仕掛け、縦への持ち出しから利き足ではない右足のセンタリングで前寛之の先制点をアシストした場面については「最初の一対一で、(相手DFが)左を切っているなと感じたので、思い切って右にいってクロスを上げて、中にヒロくん(前寛之)が詰めていたのが見えていたので、速いボールを通せばゴールになるかなと思って通したらうまくいきました」と説明。自身の左足が警戒されている中での選択が奏功した。
また、前半アディショナルタイムには、セットプレーの流れから左サイドでボールを持つとボックス内にパスを通し、これを宮大樹がダイレクトシュート。グラウンダーのボールがDFの間を抜けてネットを揺らした。このプレーに関しては「縦にいってGKとDFの間に速いのを上げるか、股抜きでクロスを狙うか迷ってたんですけど、股抜きのほうが通りそうだなと思って選択したら、ミヤくん(宮大樹)が上手く合わせてくれました」と振り返った。
いずれのゴールもサイドからグラウンダーの速いセンタリングを通してのゴール。この形に関しては、「上のクロスにはセンターバックが強いので、速いボールでGKとDFの間だったり、マイナスのところでのシュートは、ひとつチームの狙いでした」と語り、チーム内での共通認識がゴールに結びついたことを明かした。最後は足をつってピッチに後にしたものの、その狙いを見事に体現した紺野が、チームに勇気と勢いをもたらしたことは間違いない。
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By サッカーキング編集部
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