[写真]=Jリーグ
「最近、Jの試合をいろいろ見ていますけど、神戸の球際の部分は少しずつJでも異質になってきてるのかなと。もちろん海外から来ている選手が外国人枠最大で出ているのもありますけど、日本人も球際の意識をすごい持ってやっているし、セカンドボールを拾えるようにもなってきた。チームとしての完成度も高くなってきている。最後のミスからの失点は避けたいし、2-0で『帰るよ』っていうくらい気楽に終わらせたかったのはありますけど(苦笑)。まあ連勝できたのはよかったですね」
ヴィッセル神戸は今季2度の監督交代を強いられ、開幕から下位に低迷していた。しかし、6月にトルステン・フィンク監督が就任し、夏の補強でトーマス・ヴェルマーレン、飯倉大樹ら新戦力が加わると状況が一変した。とりわけ大きかったのが、ドイツから7年半ぶりにJリーグ復帰を果たした酒井高徳の加入だ。
神戸でのデビュー戦となった8月17日の浦和レッズ戦以降、ここまで公式戦は5勝1敗。9月28日にはJ1連覇中の王者・川崎フロンターレをダビド・ビジャと大崎玲央のゴールで2-1と撃破し、順位を9位まで上げてきたのだ。
「高徳、大樹含めて今の神戸がやりたいサッカーに合った選手が入ってきたのがすごく大きい」と開幕前に加入した山口蛍が言えば、夏の移籍組である飯倉も「ヴィッセルは今まで点と点が線にならないことがずっと課題だった。でも高徳が来てから線にする作業が進んでいる。チームの意思疎通が少しずつ取れてきてるし、みんなのベクトルが同じ方向に向いてきている実感がある」と、かつてブンデスリーガでキャプテンを任された男の統率力に舌を巻いた。
山口、飯倉、酒井の3人は「ヴィッセルを変えよう」と常日頃から熱く語り合っているという。そんな雰囲気になるのも、日本人離れした闘争心と強靭なフィジカルを兼ね備え、仲間への気配りと思いやりに溢れる酒井の存在が大きいからだろう。
川崎戦では約1カ月ぶりの復帰となったアンドレス・イニエスタに実戦感覚を取り戻させるために、ボールの出し入れを意図的に増やし、チャンスメークをさせようと仕向けた。
「ここ数試合はトップ下が毎回変わってる現状があったし、アンドレスもケガをしてから久しぶりに帰ってきたってことで、僕は意識的に彼を使って連携をスムーズにしたいと考えました。不必要でもボールを渡して戻してもらうようにした。それで前半から後半にかけてどんどんリズムがよくなりましたね」と酒井が言うように、大崎が決めたチーム2点目はイニエスタのクロスが起点となり、ヴェルマーレンの折り返しをヘディングで合わせたものだった。大黒柱が得点をお膳立てできれば、チームの雰囲気は確実に盛り上がる。そういった効果も考えながら、自分の役割を選択できる賢さは酒井特有の武器だ。声を出して意思統一を図れる部分も含めて、フィンク監督はドイツ語の通じる最高の手駒を手に入れたと言えるだろう。
上昇気流に乗っている神戸だが、百戦錬磨の男から見れば、神戸に足りない部分は少なくないという。顕著な例が不用意なミスから失点を繰り返すこと。9月14日の松本山雅戦でも、試合終盤に失点を喫し、川崎戦もミスから長谷川竜也にゴールを献上してしまった。
「あの時間帯は何となく嫌な雰囲気だったんです。あそこから2-2になるくらいチームが落ちることもある。実際、最後に大樹が防いでくれたピンチもあった。そういう時こそ『ここはちゃんとしなきゃいけない』って声掛けが必要なんです。自分はそれをハンブルクでも率先してやっていたけど、ここは日本語が通じますからね(笑)。近くにいる選手にも『ああ言え』『こう言え』ってコミュニケーションを取ることの大切さをもっと伝えていきたいですね」
語気を強める酒井が見据えるのは、神戸をアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場させ、リーグ優勝を争える強いチームにすること。そして、世界基準のタフな集団へ変貌させることである。
「Jに戻ってきたばっかりの頃、感じたのは球際の部分のギャップですね。正直、Jの試合よりもドイツの練習の方がプレッシャーがあるなと感じました。敵がボールを奪いに来る迫力はJと海外じゃ比べ物にならない。僕が1人かわしても、2人目や3人目で取られるし、『うわ、全然スペースないな』と思うけど、日本の場合は1人かわしたらスカスカに空いてきちゃう。文化なのか分からないけど、リーグとして違うなと思いましたね」
日本復帰から1カ月が経過し、チームは川崎戦で見せたような球際の激しさを前面に押し出せるようになってきた。その基準をどんどん上げて、神戸のみならず、Jリーグのレベルを高めてくれれば理想的だ。それだけの実力と存在感、経験値が酒井高徳にはある。
文=元川悦子
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By 元川悦子


