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確かな手応えを感じる“新10番”清武弘嗣「今日の試合がベースになれば…」

重要な場面でゴールを決めた清武弘嗣 [写真]=瀬藤尚美

 新背番号10が躍動した。「今日の試合がベースになってくれればと思う」。試合後の取材エリアで何度もこのフレーズを口にし、清武弘嗣は満足気だった。「変にボールを失うこともなく、相手陣地でボールを回せる時間が多かったので良かったと思う。それができたのはコンパクトな守備ができていたから。今日は前の二人がいつもよりも守備をしてくれていた」。

 新シーズンの幕開けとなったゼロックススーパーカップ2018で、昨年のリーグ覇者・川崎フロンターレを3−2で下し、セレッソ大阪が今季の一冠目。元日の天皇杯を制した勢いそのままに、この日もC大阪の持ち味が炸裂した。お互いの距離感をコンパクトに保ち、スピーディーな細かいパスワークから相手陣営を切り崩す。中でも26分に山口蛍が決めた先制点は、清武いわく「理想的なゴール」だった。


 この日、ボランチに入った山村和也が右サイドに流れてクロスを入れると、ニアで杉本健勇が一旦ボールを受けてタメを作る。そして最後は、もう一人のボランチ山口が駆け上がり右足ミドルを放った。左から始まった攻撃は右へと展開され、最終的には「最後は誰が決める?」という“理想的なゴール”シーンへとつながった。

「ああいうシーンが今年はたくさん増えればいいなと思う」。

 そう振り返った清武自身もまた、48分に決めた。杉本が頭でつないだルーズボールを清武と田坂祐介が追う。「頭で行ったら勝ちかな」とヘディングで清武が先にボールに触ると、田坂を振り切って右足でゴールに流し込んだ。

「健勇と(柿谷)曜一朗の二人で崩すシーンもあったし、(ヤン)ドンヒョンが入っていいバリエーションになったし、トシ(高木俊幸)が決めたり。今年はいいチームになってきていると思うけど、まだまだ始まったばかりなので、満足せずに1年間しっかりやっていきたい」

 背番号10を着けて、初めての公式戦。「いいスタートを切れたと思うし、これからももっともっといい姿を見せられるように頑張りたい」。AFCアジアチャンピオンズリーグ、明治安田生命J1リーグと、新背番号10とともにC大阪の新たな戦いが始まった。

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