先制点を挙げた武藤[写真]=AFC via Getty Images
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・リーグステージ第6節が9日に行われ、ヴィッセル神戸はホームで成都蓉城足球倶楽部(中国)と対戦した。
現在、神戸はACLEで4勝1分けと首位を快走。しかし、2025明治安田J1リーグでは5位に終わり、3連覇とはならなかった。先月30日には吉田孝行監督の今季限りでの退任が発表され、同指揮官にとって、この成都蓉城戦が神戸でのラストマッチとなる。
J1最終節から中2日での試合となる神戸は12分、自陣左サイドからクロスを上げられ、ティム・チョウに頭で合わされるも、シュートはポストに直撃。すると18分、井出遥也から酒井高徳、エリキへとパスをつなぎ、最後は武藤嘉紀が右足を振り抜き、ネットを揺らすことに成功。主導権を握り始めた神戸が先制する。
迎えた前半アディショナルタイム、成都蓉城が試合を振り出しに戻す。敵陣でボールを奪い切ると、フェリペ・シウヴァが左足一閃。強烈なミドルシュートを突き刺し、1-1で前半を終える。
後半に入り、右サイドで入れ替わった飯野七聖が中央へクロス。そこに走り込んだ佐々木大樹がヘディングシュートを放つなど、シュート1本に終わった前半から勝ち越しを目指す。
しかし、75分に井手口陽介が自陣ボックス内でハンドと判定され、成都蓉城がPKを獲得。これをフェリペ・シウヴァが冷静に右側に蹴り込み、逆転に成功する。ビハインドを負った神戸も84分、佐々木がリー・ヤンに倒され、PKをゲット。オン・フィールド・レビューも実施されたが判定は変わらず。このPKを佐々木はGKの逆を突き、90分に同点に追いつく。その後、宮代大聖に逆転のチャンスが訪れるも、生かすことはできず、このまま試合終了。2-2の痛み分けで終わっている。
ACLEは一度中断期間に入り、神戸は次戦、2026年2月10日にホームでFCソウル(韓国)と対戦。成都蓉城足球倶楽部も同様に本拠地でブリーラム・ユナイテッドFC(タイ)との一戦を控えている。
【スコア】
ヴィッセル神戸 2-2 成都蓉城足球倶楽部
【得点者】
1-0 18分 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)
1-1 45分+1分 フェリペ・シウヴァ(成都蓉城足球倶楽部)
1-2 77分 フェリペ・シウヴァ(PK/成都蓉城足球倶楽部)
2-2 90分 佐々木大樹(PK/ヴィッセル神戸)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト