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G大阪、未勝利のままACL敗退…宇佐美が痛恨のPK失敗、今野の反撃弾実らず

2016.04.19

PKを2度止められたG大阪FW宇佐美貴史 [写真]=AMA/Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第5節が19日に行われ、ガンバ大阪と水原三星(韓国)が対戦した。

キックオフ前には熊本地震で亡くなった人たちに向けて黙祷が捧げられた [写真]=Getty Imges

 G大阪はACLでここまで4試合を戦い2分2敗の未勝利。勝ち点「2」でグループG最下位に沈んでいる。わずかに残す逆転突破は、同日の遅い時間に行われる試合で、首位の上海上港(勝ち点9)が2位のメルボルン・ビクトリー(勝ち点6)に勝利することが前提。その上で、G大阪は今試合で引き分け以上が必要で、負ければ敗退が決定する。

 G大阪の先発メンバーには、GK東口順昭、藤春廣輝、丹羽大輝、金正也、今野泰幸、オ・ジェソク、遠藤保仁、藤本淳吾、アデミウソン、宇佐美貴史、長沢駿が名を連ねた。

 試合は、G大阪が序盤から押し込まれる展開が続く。最初に作ったチャンスは28分。左サイドの宇佐美、中央のアデミウソンと繋ぎ、最後はペナルティエリア内右でパスを受けた藤本が右足シュートを放つが、相手DFにブロックされた。だが、35分に丹羽が敵陣エリア内右で倒されてPKを獲得。キッカーの宇佐美はゴール左を狙うが、GKノ・ドンゴンに読まれてセーブされる。しかし、GKが早く動いたとの判定で蹴り直しに。宇佐美が今度はゴール右に蹴り込むが、再びGKノ・ドンゴンに読まれてキャッチされた。前半はこのままスコアレスで折り返す。

 後半立ち上がりの49分に試合が動く。水原三星は、パス交換からエリア内左に抜け出したサントスが、右足シュートをゴール右隅に突き刺した。先制を許したG大阪は57分、さらにリードを広げられる。今野がハンドの判定でPKを献上。これをサントスに落ち着いてゴール右隅に沈められた。

2ゴールを決めた水原のサントス [写真]=Getty Images

 G大阪は2失点を喫した直後の59分、アデミウソンと長沢を下げて、倉田秋とパトリックを投入し、反撃を狙う。73分、右サイドのオ・ジェソクがクロスを供給。中央でフリーの宇佐美がヘディングで合わせるが、シュートは枠の右に外れた。直後にオ・ジェソクを下げて米倉恒貴を投入し、交代枠を使い切った。

 88分、エリア手前中央でFKを獲得したG大阪は、藤本が直接狙うが、GKノ・ドンゴンにセーブされた。だが直後の89分、ついに反撃が実る。藤本が左サイドからクロスを供給。中央で競り合い、パトリックがヘディングで落とすと、反応した今野がダイレクトボレーをゴール右に突き刺した。

 G大阪は1点差に迫ったものの、このままタイムアップを迎え、1-2で敗戦。ACL未勝利のまま敗退が決まった。

 G大阪は5月3日に行われるACLグループステージ最終節でメルボルン・ビクトリーとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
ガンバ大阪 1-2 水原三星

【得点者】
0-1 49分 サントス(水原三星)
0-2 57分 サントス(水原三星)
1-2 89分 今野泰幸(G大阪)

By サッカーキング編集部

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