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元エクアドル代表DFが銃撃で死亡…給与未払いに対する“練習ボイコット”直後の事件

2025.12.18

エクアドル代表としてもプレーしたマリオ・ピネイダ [写真]=Getty Images

 バルセロナSC(エクアドル1部)に所属する元エクアドル代表DFマリオ・ピネイダが、同国内で射殺された。17日、ブラジルメディア『グローボ』がエクアドルメディア『エクアビサ』の報道を引用して伝えている。

 1992年7月6日生まれのピネイダは、母国エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェでプロキャリアをスタート。2016年にバルセロナSCに移籍し、以降はレンタル先のフルミネンセとエル・ナシオナルでも活躍した。エクアドル代表の一員として2015年に行われたコパ・アメリカに出場するなど、国際Aマッチ9試合でプレーしていた。

 地元警察はピネイダがエクアドル・サナレス地区の精肉店の前で銃撃され、妻とともに死亡したと発表。ピネイダの母親も負傷したという。

 バルセロナSCに所属する選手たちは4カ月分の給与未払いに抗議し、17日のトレーニングのボイコットを決行。同クラブのアントニオ・アルバレス会長は、選手が殺害予告を受けているとして特別な警護を求めていたことを明らかにしていたが、その発表から数時間後にピネイダは銃撃を受け死亡した。

 地元の報道によれば、エクアドルサッカー界では選手を狙った襲撃が相次いでいるという。9月8日にはエクアスポルモ・コスタ(2部)に所属していたマイコル・バレンシアとレアンドロ・ジェペスが殺害され、同月20日にはLDUキト(1部)に所属するジョナサン・ゴンサレスが死亡。また11月には、インデペンディエンテ・デル・バジェ(1部)の下部組織に所属する16歳のミゲル・ナサレノが自宅で遺体となって発見されている。

 ピネイダの死を受け、バルセロナSCやフルミネンセはSNSで哀悼の意を示した。

By サッカーキング編集部

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