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日本のサッカーファンに届けたい現場の“声” ~香川真司編~

再び代表で輝くため、香川真司は戦い続けている

 サッカーキング編集部が取材現場で聞いた印象的な“台詞”を紹介する連載企画。第8回は、香川真司が2016年に語った言葉を紹介! 日本代表の10番を背負ってきた男が発した一言とは……。

 2016年12月、香川真司はキリンが主催する震災復興イベント『JFA・キリン スマイルフィールド』に登場した。このイベントはキリングループの「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として2011年から開催。東北の小学校でサッカー教室を実施し、香川はゲストとして毎年参加してきた。この日は仙台市内の小学校でサッカー教室を開催すると、参加した小学生たちとの交流を楽しんだ。

 イベント後、サッカーキングの取材に応じた香川に2017年への意気込みを聞いた。返ってきた言葉は、

「復活して実力を証明したい」

だった。

 香川の実力は誰しもが知るところだ。セレッソ大阪で結果を残すと、2010年にはドルトムントへ移籍。リーグ連覇など同クラブのタイトル獲得に貢献すると、世界的ビッグクラブのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍も叶った。2014年からドルトムントに復帰を果たすと、2015-16シーズンは9ゴール9アシストをマークした。

 しかし、胸の内を吐露したその一言は、香川の現状を表していた。思えば、2016年後半は香川にとって苦難の連続だった。世界トップレベルのアタッカー陣が名を連ねるドルトムントで出場機会を失い、日本代表ではロシアW杯アジア最終予選で苦戦を強いられていた。

 そして、ロシアW杯本戦まで約2カ月となった今、香川真司は再び苦境に立たされている。2月の試合で足首を負傷し、最近8試合は出場できていない。さらに、日本代表からは2017年10月を最後にメンバーから遠ざかっている。

“決定的な仕事”をしてきた香川真司は西野ジャパンで復活できるのか?

 日本代表が揺れている。今月9日、日本サッカー協会はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任を発表。後任監督には西野朗技術委員長に就任した。ロシアW杯本戦まで約2カ月、監督交代は吉と出るか凶と出るか……、そんな不安ばかりが胸に募る。しかし、チームが生まれ変わろうと、勝利するには決定的な仕事をする選手が不可欠だ。代表でその役割を担ってきた香川も、新生日本代表の候補と言えるだろう。

 とは言え、香川が再び日本代表に選出されるには、まずは戦列に復帰することが急務となる。公式戦からは2カ月間遠ざかっているが、10日にはランニングを再開し、復帰へ一歩前進。4月中の復帰を目処に奮闘を続けている。再び日本代表の10番を背負うために、そして、実力を証明するために。ワールドカップまでの約2カ月間、“前進あるのみ”だ。

(2016年12月掲載)東北の子供たちの夢と笑顔を継続的に…「JFA・キリン スマイルフィールド」

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