三田、悔しさをバネに「レベルアップしたい」（8月1日）
FC東京は1日、小平グラウンドで大分戦（3日・味スタ）に向けてトレーニングを行った。前日のアウェー清水戦で先発出場した選手は軽めの調整を行い、控え組は対人練習などで汗を流した。
清水戦をベンチで過ごした三田は、悔しさ交じりに「正直、出場したかった」と言葉にした。試合終盤、ユニホームに着替えて出番を待っていたが、試合終了まで声は掛からなかった。
「出場したらゴールに向かっていくプレーをしようと考えていたし、絶対に一発決めてやろうと思っていた。それに、ミツ（六平）や、瀬沼は大学時代対戦していたので、同じピッチに立ちたかった」
三田は甲府戦に続き、2戦連続で先発から外れたが、気持ちは折れていない。「ここからもう一段階レベルアップするためにも監督の信頼を勝ち取って使ってもらえる選手にならないといけない。気落ちしていても意味がない。しっかりとモチベーションを保っていきたい」。伸び盛りのルーキーは、悔しさをバネにさらなる研さんに励む。
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米本、連続完封へ意欲（8月2日）
FC東京は2日、大分戦（3日・味スタ）に向けて味の素スタジアムで非公開練習を行った。約2時間のトレーニングで、アウェーの清水戦（7月31日）から中2日で迎える連戦に備えた。
現在リーグ最下位に沈む大分だが、開幕時の3-5-2から3-4-2-1へと並びを変更している。東京は、このシステムを採用する湘南、広島、浦和と対戦したが、2敗1分と1勝も挙げられていない。それに対し、米本は練習後、「対策は頭に入れたが、自分たちのサッカーをやることが一番大切」と強調した。
また、シュート5本に終わった清水戦を振り返って、「自分も打てる場面があったので、そこは反省しなければいけない。ただ、後ろが無失点で我慢できたことは前向きに捉えたい。守備を崩さなければ、1点取れば勝てるのでそこは意識したい」と話し、勝利と連続完封を誓った。
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＜練習試合・甲府戦＞梶山、大竹、三田の中盤が試合を支配（8月4日）
◆4日の練習試合（小平グラウンド）
FC東京 3
甲府 1
【得点者】オウンゴール（後半4分）、大竹（後半20分）、平山(後半37分)
【先発メンバー】GK塩田、DF鴨池、丸山、野沢、松田、MF梶山、三田、河野、ネマニャ、石川、FW平山
FC東京は3日、小平グラウンドで甲府と練習試合を行い、3-1で勝利した。一進一退となった前半を0－0で折り返したが、後半に入って点を取り合う展開となった。
後半4分、右サイドの石川のクロスを三田が頭で合わせると、それがＤＦに当たって入るラッキーな形で東京が先制した。しかし、2分後、ゴール前の相手FKを直接決められて同点ゴールを許してしまう。
しかし、東京は追いつかれても慌てず、梶山、大竹、三田の中盤でパス交換し、リズムをつくり出した。すると、後半20分に自ら獲得したFKを大竹が鮮やかに決めて追加点を挙げて勝ち越しに成功。さらに、後半37分に左サイドからのクロスを平山が頭で合わせて点差を広げた。東京はその後もボールを保持して危なげなくリードを守りきって、試合終了の笛を聞いた。
試合を決める3点目を挙げた平山は、「3本目のチャンスだった。その前の2本は合わせるので精いっぱいになってしまった。狙ったところにいって良かった」と、安堵（あんど）の表情で振り返った。
ポポビッチ監督は「前半は停滞した時間が長かったが、後半は相手のスペースをうまく突き、そのスペースをつくり出すこともできた。相手に脅威を与えるプレーを多く出せていた」と、総括した。
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ポポ監督「梶山の家はここ」（8月6日）
FC東京は6日、雷雨のため屋外での練習を取りやめ、急きょ室内でトレーニングを行った。ポポビッチ監督は「天候はどうにもならない。ただ、その中でやれることをやった。室内だったけど、いいトレーニングはできたよ」と練習を振り返った。
さらに「体の中にプレートが埋まっている選手に雷が落ちたら大変だからね。特に、ルーコン（ルーカスの愛称）が懇願してきたよ。ネマもイブラ（平山）もボルトが埋まってるからね」と冗談交じりに語った。
また、この日、梶山の大分への期限付き移籍が発表されたが、指揮官は「けがをして本調子でない今の状態で、すぐにうちの先発に入ることは難しい。彼の人間性や、プレーヤーとしての能力は大分の力になる。ただし、彼の家はここ（FC東京）だということに変わりないよ」と、大分での奮起に期待していた。
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