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ハリルジャパン、3発快勝で首位再浮上…金崎代表初ゴール&本田4戦連発

2015.11.12

代表初ゴールを決めた金崎夢生(中央) [写真]=Getty Images

 2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選が12日に行われ、日本代表は敵地でシンガポール代表と対戦した。

 日本は10月に行われた同予選のシリア代表戦で3-0の勝利を収めた。消化試合数が1試合少ないためグループEの2位につけるが、この試合で勝点3を獲得すれば再び首位に立つ。一方、3勝1分け1敗で3位のシンガポールは、2次予選突破に向けてスコアレスドローで終えた6月の再現を狙う。

 この日から新たなユニフォームを身にまとった日本の先発メンバーは、GK西川周作、ディフェンスは右からDF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF森重真人、DF長友佑都、ボランチにMF長谷部誠とMF柏木陽介。トップ下にMF清武弘嗣が入り、前線は右からFW本田圭佑、FW金崎夢生、FW武藤嘉紀が名を連ねている。柏木と金崎はヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制下で初の先発出場となった。

 試合開始から日本がボールを支配する。7分、エリア手前左でボールを受けた武藤が右足でクロスを上げると、ファーサイドに飛び込んだ本田がダイレクトで合わせたがミートしきれず、GKイズワン・マフブードがなんとかキャッチした。

 さらに16分、中盤やや左の位置でFKを獲得すると、清武のクロスボールをファーサイドの森重が頭で折り返した。一度はGKマフブードに防がれたが、こぼれ球を本田が頭で詰めた。しかし、またしてもマフブードの好セーブにあい、先制ゴールを奪うことができない。

 その後もシンガポールを敵陣に押し込む日本。20分、右サイドの本田が左足で高いクロスを上げると、ファーサイドの武藤が頭で折り返す。これを受けた金崎がワントラップから左足ハーフボレーでシュート。ボールはゴール左上隅に決まり、日本が待望の先制点を決めた。金崎にとっては6試合目にして日本代表初ゴールとなった。

 続く26分、エリア手前で本田から長谷部へとボールが渡り、エリア内右の清武へタテパスを送る。抜けだした清武が武藤へ折り返し、武藤はポストプレーから走りこんだ本田へラストパス。本田が左足を振りぬくと、相手DFに当たったボールがゴール中央に決まり、日本が追加点を奪った。本田はW杯アジア2次予選で4試合連続ゴールとなった。日本はその後もボールを支配してチャンスを作ったが、追加点は生まれずに2-0で前半を終えた。

 後半立ち上がりも日本がチャンスを作る。47分、左サイドの武藤が右足でクロスボールを送ると、エリア内右に走りこんだ本田がヘディングシュート。しかし、ここはわずかに枠の上に外れた。57分、右サイドの酒井がボールを奪ってタテパスを送ると、最終ラインの裏に抜けだした金崎がGKと一対一になる。しかし、右足シュートはGKマフブードがなんとか弾き返した。

 シンガポールはここまで大きなチャンスがなかったが、セットプレーから決定機を作る。66分、FKから前線にクロスボールが上がると、サフワン・バハルディンがヘディングシュート。しかし、ボールは枠の左に外れた。

 日本は69分、左サイドの長友がクロスを送ると、エリア内右の本田がダイレクトで折り返す。これを武藤がジャンピングボレーで狙ったが、惜しくもGKマフブードの正面だった。70分、日本は武藤を下げて宇佐美貴史を投入。75分に清武を下げて香川真司を投入した。77分、ゴール前でボールを受けた柏木が左足でミドルシュートを放ったが、ここはわずかに枠上だった。

 80分、エリア内右でこぼれ球を拾った長谷部が右足でクロスボールを供給。ファーサイドの金崎がワントラップから右足シュートを決めたが、惜しくもオフサイドの判定でゴールは認められなかった。82分、ゴール前で香川がヒールパスを出すと、これを受けた本田が左足シュート。しかし、ここもGKマフブードが横っ飛びでなんとかCKに逃げた。

 日本は87分に右CKを獲得。柏木のクロスから吉田がヘディングシュートを放ったが、ここは一度クリアされる。しかし、こぼれ球を宇佐美がボレーで狙うと、ゴール前の吉田がコースを変えてゴールイン。日本がリードを3点に広げた。

 このままリードを保った日本が3-0で勝利を収めた。日本は暫定首位に立っていたシリアを抜き、首位に再浮上している。

 日本代表は、17日にアウェーでカンボジア代表と年内最後の試合に臨む。

【スコア】
シンガポール代表 0-3 日本代表

【得点者】
0-1 20分 金崎夢生日本代表
0-2 26分 本田圭佑日本代表
0-3 87分 吉田麻也日本代表

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