2013.01.02

[前園真聖がW杯までの課題を語る]ペナルティエリアに進入する形をブラッシュアップしていくべき

[提供:サッカーキング・フリー Vol. 002
2014年ワールドカップまであと一年あまり。世界を驚かすためにも2013年を無為に過ごすわけにはいかない。元日本代表の前園真聖氏が明かす10の提言に耳を傾ければ、さらなる飛躍への道が見えてくる。
前園真聖
構成=宮崎涼子、小俣裕一、増田祐己、植松 奨 写真=兼子愼一郎、足立雅史、嶋田健一

[前園真聖がW杯までの課題を語る]2013年に日本代表がやるべき10のこと--その8
ペナルティエリアに進入する形をブラッシュアップしていくべき

香川真司
 横パスだけでなく縦パスも使い、アタッキングサードにうまくボールを入れる。これはゴールを奪うための提言ですが、要はペナルティエリアにボールを入れればゴールが近いわけだから得点の可能性が高まるということです。

 テクニックがあり厳しいプレッシャーの中でも前を向ける本田圭佑や香川真司(写真)の成長で、縦へ、そしてゴール前へ、という意識はだいぶ強まっています。横パスでボールを保持するというスタイルは強豪にもある程度通用することが分かったので、これからはペナルティエリアに進入する形をブラッシュアップしていく必要があります。

[前園真聖がW杯までの課題を語る]2013年に日本代表がやるべき10のこと--その9
オリンピック王者のメキシコから緩急を使い分ける攻撃を学べ

 日本代表が目指すべきは、ロンドン・オリンピックで優勝を果たしたメキシコのようなサッカーでしょう。俊敏性という日本の強みを生かすためにも、ゆっくりしたパス回しに加え、サイドを使ってスピード溢れる攻撃も仕掛けられるのが理想だと思います。メキシコはチャンスの時の人数のかけ方やスピードの上げ方が絶妙で、チーム全員がスイッチの入れどころを認識し、行くところと行かないところの状況判断が共有できている。組織や規律がしっかりしていて、その点でも見習うべき点が多いと思います。

[前園真聖がW杯までの課題を語る]2013年に日本代表がやるべき10のこと--その10
コンフェデレーションズカップでさらなる収穫と課題を見つけよ

 今の日本代表選手は、これまでアウェーという条件でフランスやブラジル戦のような速いプレスを感じたことはあまりなかったと思います。香川真司などは厳しいリーグでプレーしていますが、個人の力だけでは難しいところもある。チームとして厳しい状況を意識してパススピードや判断を速くしていく必要があります。

 強豪相手には何が通用し、何を向上すべきなのかを判断できるという意味でも、2013年の6月に行われるコンフェデレーションズカップは重要な場です。スペインやイタリア、ブラジルといった大国相手に自分たちのサッカーを貫き、ワールドカップに向けてさらなる収穫と課題を見つけてほしいですね。

2013

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