2012.11.07

【J1第31節プレビュー】大宮アルディージャ vs 鹿島アントラーズ

“残留力”の大宮か、“常勝軍団”の鹿島か

 

 今節ホームに鹿島を迎える大宮は、毎シーズンのように残留争いの渦中にいる。大宮の選手・サポーターからは「もうこんな思いをしたくない」という声が聞こえているが、今シーズンも15位と安全圏とは言えない。もっとも、大宮は2005年にJ1昇格後、一度も降格したことがない。2009年には受験生用のお守りも出たほど、終盤での粘り強さはJリーグ屈指と言えるだろう。

 現在、7試合負けなし(3勝4分け)と下位チームの中では好成績を残している。前節の柏戦ではアウェイながら4-1で勝利。ズラタン・リュビヤンキッチのハットトリックなどで前年王者を撃破し、さらに勢いは増している。大宮の勝負強さ、勢いはここまで来るとホンモノと言えるが、今節は経験豊富な選手を揃える鹿島が相手。ホームの大歓声をバックに試合開始のホイッスルから攻め込みたいが、安易に勢いだけに任せて飛び込むことは避けたい。試合の流れを見ながら慎重に、かつ大胆に攻撃を仕掛けていきたい。長谷川悠やカルリーニョスら途中でアクセントを付けられる選手も投入しつつ、“常勝軍団”撃破を狙いたい。

 対する鹿島は3日に行われた清水とのヤマザキナビスコカップを制し、2年連続の聖杯を掲げた。MVPには2得点を記録した柴崎岳が輝き、ジョルジーニョ監督の采配に見事に応えている。小笠原や曽ヶ端らベテランと柴崎を始め、大迫など若手との融合が序盤よりもハマリ出している印象があるが、リーグ戦では苦戦中。大宮との勝ち点差はわずかに「2」。今節の結果次第では2つ順位を落とす可能性もあるだけに、勝ち点3獲得はマストとなる。

 白熱しているJ1残留争い。“残留力”の大宮か、それとも“常勝軍団”鹿島の意地か。満員のNACK5スタジアムに注目が集まる。