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【インタビュー】ファン・ペルシー「ユナイテッドは僕がプレーする場として理想的だと思えた」

2012.09.07

ワールドサッカーキング 0920号掲載]
ロビン・ファン・ペルシーが新たな挑戦の場にマンチェスターの地を選んだ。昨シーズンまでキャプテンとしてアーセナルをけん引した男がなぜ、この移籍を決断したのか。本人が為らざる胸中を語った。

ファン・ペルシー
インタビュー・文=デイヴィッド・マクドネル 翻訳=栗原正夫(EIS)

ユナイテッドは僕がプレーする場として理想的だと思えた

まずは古巣に対しての思いから聞かせてほしい。アーセナルとの別れはつらかったのでは?

ファン・ペルシー まず誤解のないように一つだけはっきりさせておきたい。僕とアーセナルには何のしこりもないということをね。僕に対して誰かが怒っているわけではないし、僕が誰かに腹を立てているわけでもないんだ。そして僕は今、大きな挑戦をしようとしている。ただそれだけだよ。

マンチェスター・Uに加入した今の気分はどうだろう?

ファン・ペルシー 誇りに思うよ。ユナイテッドの一員として戦うのは、それだけで大きな挑戦だ。加入して真っ先に感じたのは、誰もがすごく親切だということさ。このクラブは大きな家族のようだ。その点ではアーセナルと似ているね。

プレミア王者のマンチェスター・シティーやセリエA王者のユヴェントスへ行く選択肢もあった中で、マンチェスター・Uを選んだ理由は何だったの?

ファン・ペルシー もうみんな知っていると思うけど、僕はサッカーを愛している。そんな自分にぴったりのチームを見つけるのは難しいものなんだ。でも、ユナイテッドは僕がプレーする場として理想的だと思えた。選手、スタジアム、監督、どれを取っても僕にとってベストだと感じたんだ。

ウェイン・ルーニーとのコンビは成功すると思う

ファン・ペルシー ウェインと一緒にやれるのはすごく楽しみだ。これまでも繰り返し言ってきたことだけど、彼はワールドクラスのプレーヤーで、その中でも屈指の存在だ。ウェインはコンスタントに点が取れて、アシストもできて、チームのために働けて、ハードワークだっていとわない。つまり、非の打ちどころがない選手なんだ。きっと良いコンビネーションを築けると思う。

マンチェスター・Uは伝統のあるクラブ。ここに来て栄光の歴史を重く感じることはない?

ファン・ペルシー 僕はその歴史の一部になりたい。既に成功を収めているクラブへ来たわけだけど、ユナイテッドが再び頂点に立つために力になれればと思っている。実は、自分の中ではかなり早い段階で移籍を決めていたんだ。あらゆる面から移籍先を検討したけど、僕の答えはユナイテッドですんなり落ち着いた。人生で難しい決断を迫られた時、僕は自分の心の中にいるリトル・ボーイの声に耳を傾けることにしている。彼に「どうしたい」って聞いたら、「ユナイテッド!」って叫んだんだよ。これまで積んできた僕の様々な経験をこのチームで生かしたい。まさにサッカー人生最大のチャレンジだと言える。ユナイテッドの歴史には重みを感じるけど、プレッシャーにはならないよ。

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