2012.06.05

マンUが移籍合意と発表の香川、指揮官と仲間の言葉から振り返る“ドルトムントの愛”

[写真]=千葉格

 “マンチェスター・Uの香川真司”が誕生する。
 
 マンチェスター・Uは5日、公式サイトで「ドルトムント、そして香川真司個人と移籍に関して合意した」と発表。メディカルチェックとイングランドでの労働許可証の取得をパスすれば、新シーズン、香川は“赤い悪魔”のユニフォームを着て、“夢の劇場”オールド・トラッフォードでプレーすることになる。
 
 ドイツに渡ってからの2年間、ドルトムントで結果を残し、監督やチームメートからの信頼を勝ち取り、何よりファンから愛された香川。そんな香川とドルトムントが築いてきた関係を、指揮官や仲間たちの言葉から振り返る。
 
■ユルゲン・クロップ監督、香川の放出を覚悟し……
「彼が去った時には、大粒の涙が流れたよ。彼は優れたプレーヤーなんだ。しかし、こういうビジネスでの別れに慣れていく必要があるね。彼にとっても、我々にとっても続いていくことなんだ」
(ドイツ誌『キッカー』より)
 
■マリオ・ゲッツェは名コンビ継続を望んでいた
「(移籍なんて)ダメダメ! シンジは他のチームに行っちゃダメだよ。でも正直なところ、彼がどういう決断を下すのか僕にはわからないし、とにかく良い知らせを待つだけだ。もちろん、シンジが契約を延長してくれたら僕もうれしいんだけどね……。今のドルトムントなら僕もシンジも、もっと高いところを目指せるはずなんだ」
 
「シンジの活躍はセンセーショナルだよね。毎週毎週、ピッチ上で花火が打ち上げられているみたいだった」
(『サッカーゲームキング vol.011』より)
 
■ケヴィン・グロスクロイツ、プレミアでの再会を望む
「シンジの移籍は悲しいよ。(ドルトムントにとって香川の移籍の意味は)素晴らしい選手を失うということだ。でも、誰もがいつかはプレミアでプレーしたいと思うもの。もし、真司にそのチャンスがあるなら、つかまなくてはならない」
 
「将来的に、またシンジとプレミアでプレーできたなら素晴らしいね」
(ドイツ紙『ビルト』より)
 
■セバスティアン・ケール、香川の背中を押す
「シンジがいなくなるのは寂しいね」
 
「サッカー選手として、新たなチャンジをしていくことは受け入れるよ」
(ドイツ誌『キッカー』より)
 
■イヴァン・ペリシッチ、最後まで残留を願う
「シンジはチームにとって重要な選手。僕は本当に彼が残留してくれることを願っているんだ」
(ドイツ誌『キッカー』より)
 
■マッツ・フンメルス、香川を称賛し、移籍を予想
「シンジはワールドクラスの選手だよ。正直に言うと、彼が残ってくれることを期待はしていないんだ。そうでなければ、既に契約更新を済ませているよね」
(ドイツ紙『ビルト』より)
 
■香川真司、ドルトムントに感謝
「この2年連続で優勝できたのは、いいチームに巡り会えたからだと思います。これは奇跡に近いことだと思います。でも、これがすべてではないので頑張りたいと思います」
(リーグ優勝決定直後の取材より)
 
「本当にドルトムントのサポーターは世界一のサポーター」
 
「(2冠を達成し)ドルトムントに着いたら、そこには人の波! シンジコール、応援歌の嵐ととにかく最高すぎて、あっというまに時が過ぎていきました」
 
「ドイツ、日本、世界中のサポーターがいるからこそ、チームの優勝があり、今の自分がいるのだと思っています」
(本人のブログより)
 
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【浅野祐介@asasukeno】1976年生まれ。『STREET JACK』、『Men's JOKER』でファッション誌の編集を5年。その後、『WORLD SOCCER KING』の副編集長を経て、『SOCCER KING @SoccerKingJP』の編集長に就任。