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いよいよ再開、「チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦」全8試合直前展望

2012.02.14

 いよいよ再開の時を迎えるチャンピオンズリーグ、決勝トーナメント1回戦で、ロンドンの2強はイタリア勢と、優勝候補のバルサやバイエルンはグループリーグでサプライズを起こした新興勢力を迎え撃つ。各チームの直前情報とともに全8試合を展望する。

apoelvsリヨン
■リヨン(フランス)vsAPOELニコシア(キプロス)
第1戦2月14日 ジェルラン(リヨン)/第2戦3月7日 GSPスタジアム(ニコシア)

両者の実力差は歴然だが、番狂わせの予感が漂う

 8年連続でグループリーグを突破したリヨンが優位。司令塔グルキュフの不調は気掛かりだが、前線のゴミス、リサンドロ・ロペスが本来の決定力を発揮できれば心配は少ない。一方、初のべスト16進出を果たしたAPOELニコシアは堅守速攻が生命線。中盤以下でしぶとく守り、主砲アイウトンの“一発”に賭けるという戦法が勝利のカギとなる。

レヴァークーゼンvsバルセロナ
■レヴァークーゼン(ドイツ)vsバルセロナ( スペイン)
第1戦2月14日 バイ・アレーナ(レヴァークーゼン)/第2戦3月7日 カンプ・ノウ(バルセロナ)

抵抗する新興勢力に対し、王者がどう打開するか

 実力、経験ともに大きく上回る王者バルサを相手に、レヴァークーゼンが守備を固めるのは必至。前線にラストパスを供給するチャビ、前線への飛び出しで攻撃に厚みを加えるセスクの働きがカギとなるだろう。“挑戦者”レヴァークーゼンはとにかく粘り強く戦い、両サイドMFのスピードに頼りたいところだが、バラックの負傷離脱は大きな痛手。初戦のホームでバルサのわずかなスキを突きたい。

■ゼニト(ロシア)vsベンフィカ(ポルトガル)
第1戦2月15日 ペトロフスキ(サンクトペテルブルク)/第2戦3月6日 ルス(リスボン)

力関係は拮抗するも、エースの調子の差は歴然

 攻撃的な両チームの対戦は激戦必至。名将スパレッティ率いるゼニトは技巧派ダニーを起点としたカウンター、高さを生かしたセットプレーを必殺パターンに持つが、最前線のケルジャコフ、ブハロフが不発なのは気掛かりだ。対照的に、ベンフィカの主砲カルドーソは復調傾向。個人技に秀でた2列目のサポートが期待できる点も大きい。

■ミラン(イタリア)vsアーセナル(イングランド)
第1戦2月15日 ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)/第2戦3月6日 エミレーツ(ロンドン)

鉄壁のミラン守備陣か、魅惑のアーセナル攻撃陣か

 第1戦をホームで戦うミランはまず、「アウェーゴール阻止」が大前提。チアゴ・シウヴァを中心とする守備陣が相手の攻撃陣を抑えられるかがカギとなる。逆に、アーセナルは好調ファン・ペルシーに加え、経験豊かなアンリの起用法もポイント。魅惑の攻撃陣がミランの守備を破れるか、ハイレベルな攻防が期待できそうだ。

■CSKAモスクワ(ロシア)vsレアル・マドリード(スペイン)
第1戦2月21日 ルジニキ(モスクワ)/第2戦3月14日 サンティアゴ・ベルナベウ(マドリッド)

盤石のレアル・マドリードに対し、不安材料が多いCSKA

 べスト8に進出した2年前の再現を狙うCSKAモスクワは第1戦で主力のナバブキン、ママエフが出場停止。ドゥンビアのスピードや地の利を生かし、勝機を模索したい。対するレアル・マドリードは攻守ともに死角が見当たらず、チーム完成度の高さは大会屈指。不測の事態でも起こらない限り、ベスト16で散るとは考えにくい。

■ナポリ(イタリア)vsチェルシー(イングランド)
第1戦2月21日 サン・パオロ(ナポリ)/第2戦3月14日 スタンフォード・ブリッジ(ロンドン)

チェルシーがナポリの高速カウンターを阻止できるか

 “死の組”を勝ち抜いたナポリはグループリーグ同様、連動したプレスで相手のミスを誘い、前線の3人で織り成す高速カウンターを繰り出せば、付け入るスキは十分あるだろう。かたや、ベスト16の“常連”チェルシーは分厚い攻撃を見せる半面、カウンターの餌食となる場面が頻発。まずは不用意なボールロストをなくすことが絶対条件となる。

■マルセイユ(フランス)vsインテル(イタリア)
第1戦2月22日 ヴェロドローム(マルセイユ)/第2戦3月13日 ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)

好調同士の対決はエース復活のインテルがやや優位

 尻上がりに調子を上げる両チームが激突。第1戦をホームで戦うマルセイユはアンドレ・アイェウ、レミら攻撃陣が好調なだけに、守備陣の出来が勝敗の行方を大きく左右しそうだ。グループリーグで苦戦したインテルは4−4−2の布陣が軌道に乗り、国内リーグでは7連勝中。エースのミリートが復調したことで、総合力では相手よりやや分がある。

■バーゼル(スイス)vsバイエルン(ドイツ)
第1戦2月22日 ザンクト・ヤコブ・パルク(バーゼル)/ 第2戦3月13日 アリアンツ・アレーナ(ミュンヘン)

統率者を欠くドイツの名門は伏兵の勢いを止められるか

 グループリーグで旋風を巻き起こしたバーゼルはシャキリを軸としたサイド攻撃が冴えわたれば、昨シーズンのグループリーグで2敗を喫したバイエルンを追い込めるか。一方、“死の組”を首位通過したバイエルンは1月下旬に守備の要ヴァン・ブイテンが左足を骨折。若手主体の最終ラインの奮闘がチームの命運を握ることになる。

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